近頃は、格安スマホを契約したりフリマアプリ等でスマホを手に入れたりすることが当たり前になってきましたが、悩むのは「スマホ保険」ではないでしょうか。
この記事では、iPhoneを例に各社のスマホ保険を比較した上で、あなたにおすすめのスマホ保険を紹介していきます。
結論としては、「Mysurance」か「モバイル保険 」がおすすめです。
- スマホ保険比較表
- メーカーのスマホ保険について
- キャリアの保険について
- メーカー・キャリアのスマホ保険はおすすめしない
- おすすめは「Mysurance」か「モバイル保険」
- 「Mysurance」がおすすめなのはこんな人
- 「モバイル保険」がおすすめなのはこんな人
- 各社のスマホ保険を比較した結果のまとめ
スマホ保険比較表
各保険会社やメーカー、そして各キャリアのスマホ保険の特徴を比較表としてまとめました。ちょっと見辛いサイズになってしまいましたが、拡大するなどして確認して頂ければと思います。
パッと見にもわかるのは、“メーカーやキャリアのスマホ保険は割高である”ということです。
そのため、おすすめは保険会社のスマホ保険ですが、それを紹介する前にメーカーとキャリアの保険について簡単に説明しておきます。
メーカーのスマホ保険について
新品のiPhoneを正規販売店で購入した場合、AppleCare+という保険に加入することができます。キャリアで購入した場合にも、キャリアの保険に加入せずにAppleCare+に加入することができます。
この商品の特徴を簡単に紹介していきます。
保険料は機種による
AppleCare+の保険料は機種により変動します。基本的には高価な機種の保険料は高く、安価な機種の保険料は安いです。
例えばiPhone12 proの場合は2年間で25,080円、iPhone SEの場合は2年間で9,680円です。
Apple専任スペシャリストのサポート
アプリやiCloudなど、iPhoneの操作に関するサポートを受けることができます。iPhoneの操作に自信がない人向けのサービスです。
バッテリー交換も補償
バッテリーの劣化は故障とはみなされず、保険会社のスマホ保険では補償対象外となることが多いのですが、AppleCare+では無償で交換してもらえます。
ただし、バッテリーの性能が80%未満になっていることが条件です。
盗難、紛失は別途オプション
Appleのスマホ保険には「AppleCare+」と「AppleCare+盗難・紛失プラン」の2種類があり、後者の場合は2年間で2,000円程高くなります。
「AppleCare+盗難・紛失プラン」 の料金は、iPhone12 proの場合2年間で27,280円、iPhone SEの場合2年間で11,880円です。
自己負担額がある
保険料を支払えば無償で補償してくれるわけではなく、実際に保険を使用する際には、以下のように自己負担額が発生します。
その他の故障:12,900円
盗難・紛失:12,900円
バッテリー交換:無償
キャリアの保険について
基本的に前述したAppleCare+の補償に準じているため、キャリアの保険には加入せずAppleCare+に加入することをおすすめします。(購入後30日以内までなら加入できる)
キャリアのスマホ保険はキャリアを解約してしまうと、自動的に保険も解約になります。そして、AppleCare+は一度解約してしまうと入り直すことができないのが理由です。
保険料は、docomoはAppleCare+と同額、au・SoftBankは月額が200円弱高いです。その代わり、故障したiPhoneをauやSoftBankのショップに持ち込むことができます。
メーカー・キャリアのスマホ保険はおすすめしない
AppleCare+もキャリアの保険も“かなり割高である”という理由でおすすめしません。
iPhone12 proを例に、画面割れが発生した場合をシミュレーションしてみると以下のようになります。
画面割れの自己負担額:3,700円
2年間で1回画面修理を行ったとすると・・・
27,280円 + 3,700円 = 30,980円
iPhone12 proの画面修理は、AppleCare+未加入の状態で30,400円なので、2年に1回ぐらいの破損では元が取れないのです。
ぶっちゃけ保険会社のスマホ保険と比べると、AppleCare+はiPhoneの操作に関するサポートぐらいしか長所が見当たらないのですが、今の時代ネットで調べると大体の答えは見つかりますよね。
おすすめは「Mysurance」か「モバイル保険」
ということで、スマホ保険は圧倒的に保険会社の商品の方がコスパが良いので、改めて比較表を保険会社の商品のみで作成しました。
ご覧の通り、この中でも「Mysurance」と「モバイル保険」がコスパが良く、正直スマホ保険はこの2択でいいと思います。なので、この2つに絞って比較していきます。
加入条件を比較
「どんなスマホが加入できるのか」
個人的には一番重視するポイントで、Mysuranceとモバイル保険では加入条件が大きく異なります。特に「モバイル保険」は条件が厳しいので注意してください。
Mysurance
1.加入時に壊れていないこと
2.格安SIMで使用していること(povo、LINEMOでも可・ahamoは不可)
モバイル保険
1.端末を新たに購入した日から1年未満のスマホ、もしくは1年以上経っていてもメーカーやキャリアの有償の補償サービスに加入していて、その補償が受けられる状態のスマホであること
2.中古品の場合は、国内メーカーの製品かつ購入日から3ヶ月以上の販売店による保証がついているスマホであること
3.購入してからの経過日数を確認するための購入証明書を提示すること
(例: 領収書、納品書、保証書など)
月額料金を比較
どちらも機種により月額料金が変動することはないので、加入させる機種が高価であるほどお得な保険となります。
安価な機種である場合にはお得感が薄れてしまいますが、そもそも安価なスマホを保険に入れる必要があるかを考えてみるべきかと思います。
Mysurance
スタンダードプラン:470円
ライトプラン:200円
モバイル保険
700円
補償範囲を比較
Mysurance
スタンダードプランにはデータ復旧に掛かる費用も補償されているのが嬉しいポイントです。
なおマイシュアランスでは、修理箇所を判別するための調査費用や修理したが直らなかった場合の費用も補償されています。
モバイル保険
データ復旧の補償が欲しい人にとっては厳しいですが、それ以外の補償はそれなりに充実しています。
なお、公式ページに「登録端末の修理ができた場合に負担された修理費用」とあるため、調査費用や修理を試みたが直らなかった場合の費用は補償外です。
契約可能台数
スマホ保険は1契約につき1端末というのが当たり前ですが、モバイル保険は珍しく3端末まで補償してくれます。さらに、スマホ以外も補償対象というのは他にはない強みでしょう。
Mysurance
1契約につき1台のスマホしか加入することはできません。追加で加入したいスマホがあれば、一人で複数の契約をすることは可能です。
なお、加入できるのはスマホのみで、ガラケーやタブレット、その他の端末は不可です。
モバイル保険
1契約につき3台までの端末を補償してくれます。ただしメイン以外の端末は1回の修理代の限度額が30,000円となります。(メインは100,000円まで)
なお、日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末(タブレット・パソコン・ゲーム機etc...)であればスマホに限らず加入することができます。
スマホ以外の端末でもスマホと同じ加入条件を満たしている必要があります。
「Mysurance」がおすすめなのはこんな人
・スマホをフリマアプリやオークションで購入することがある人
・購入から1年以上経過しているスマホを補償して欲しい人
・安価なスマホを保険に入れたい人
・保険料を小額に抑えたい人
・格安スマホで使用している人「モバイル保険」がおすすめなのはこんな人
・加入させたい端末が購入から1年以内の人
・購入証明書が残っている人
・スマホ以外も補償して欲しい人
・端末は店舗で購入する人各社のスマホ保険を比較した結果のまとめ
メーカーやキャリアのスマホ保険は月額料金が高い上に、自己負担額も高いなど正直コスパが悪いので、全くおすすめできません。
保険会社のスマホ保険の方が断然おすすめで、「Mysurance」か「モバイル保険」に加入しておけば間違いありません。どちらを選ぶかは本記事で解説した通りです。
そもそもスマホ保険に加入するか迷っている人は、以下の記事が参考になると思います。