”スマホをほとんど使わない人”や”使ってもWi-Fi環境下であることが多い人”は、月のデータ容量が1GBで十分足りるという場合も少なくありません。
そこで今回は、そんなスマホライトユーザーに向けて月間容量が1GB以下で最安の格安SIMを紹介していきます。なお、プランは「音声通話+データ通信」です。
結論としては、「HISモバイル」と「リンクスメイト」、「povo2.0」の3択です。
- 格安SIMとは
- 楽天モバイルは候補から外します
- 1GB以下で最安の格安SIMは「HISモバイル」か「リンクスメイト」
- 1GBで最安の格安SIMは「HISモバイル」
- 100MBまで落とせるなら「リンクスメイト」もアリ
- ライトユーザーならpovo2.0もかなりおすすめ
- どれを選ぶべきかわからない人へ
- かけ放題オプションへの加入は慎重に
- スマホ保険は基本的には不要
- ついでに固定回線の料金も見直しを
- 1GB以下で最安の格安SIM(MVNO)のまとめ
格安SIMとは
三大キャリア(docomo,au,SoftBank)の回線を借りることで、設備投資やメンテナンスコストを抑えることにより、格安でSIMカードを提供しているのがMVNOです。また、店舗を持っていなかったり広告費を掛けないことも低価格の要因となっています。
格安SIMについてよくわからない人は、まず以下の記事を読んでいただくと、今回の記事が理解しやすいかと思います。
楽天モバイルは候補から外します
楽天モバイルは、ひと月のデータ使用量が1GB未満であれば基本料金が0円という素晴らしいプランなのですが、以下の3つの理由で本記事の候補からは除外します。
①MVNOではない
②電波が悪い
③通話品質が悪い
もちろんデータ使用量1GB未満かつ楽天モバイルで満足できる人にとっては、楽天モバイル以上におすすめできるキャリアはありません。さすがに0円にはどのキャリアも太刀打ちできませんので。
楽天モバイルの弱点については以下の記事で詳しく紹介しているので、興味がある方はご覧ください。
1GB以下で最安の格安SIMは「HISモバイル」か「リンクスメイト」
上の比較表を見てもらえば一目瞭然なのですが、1GBプランでは「HISモバイル」がダントツで安く、100MBまで落とすことができれば「リンクスメイト」が最安となります。
また、MVNOではないため上の表からは除外しましたが、ライトユーザーにはauの格安プラン「povo2.0」もおすすめです。
よって本記事では、「HISモバイル」と「リンクスメイト」、「povo2.0」の2つに絞って紹介していきます。
1GBで最安の格安SIMは「HISモバイル」
プラン名:格安ステッププラン-1GB
月額料金:590円
回線:docomo速度切り替え機能:なし
低速通信時の速度:128kbps
通話料金:11円/30秒
1GBで最安価格となっている「HISモバイル」は、2位の「リンクスメイト」に147円という大差を付けています。また、通話料金にあっては“30秒あたり11円”となっており、これは三大キャリア(docomo,au,SoftBank)の半額です。
なお、最低利用期間や解約違約金もないので、使ってみて合わなければすぐに他社に乗り換えることができます。
ちなみに、格安SIMによくある契約事務手数料が無料になる“エントリーパッケージ”は、「HISモバイル」にはないため、以下公式ホームページから直接申し込みを行なって問題ありません。
100MBまで落とせるなら「リンクスメイト」もアリ
プラン名:100MBプラン
月額料金:517円
回線:docomo速度切り替え機能:あり
低速通信時の速度:200kbps
通話料金:11円/30秒(アプリ使用)、22円/30秒(アプリ非使用)
「リンクスメイト」の500MB以下のプランは100MB刻みで細かく選択することが可能で、100MB/月まで落とすことができれば、「HISモバイル」の1GBプランよりも僅かですが73円安くなります。
通話料金は「MatePhone」という専用アプリを使えば“30秒あたり11円”と前述した「HISモバイル」と同額ですが、専用アプリから発信しなければならないという面倒さは拭えません。
全体的に73円しか価格差がないことを考えると「HISモバイル」の方がおすすめですが、外出先ではほとんどスマホを使わないという人にとっては選択肢の一つになるでしょう。
ちなみに、リンクスメイトには契約事務手数料がないためエントリーパッケージもありません。しかし、解約する場合に解約手数料3,300円が発生します。
ライトユーザーならpovo2.0もかなりおすすめ
プラン名:povo2.0
月額料金:0円〜
回線:au速度切り替え機能:なし
低速通信時の速度:128kbps
通話料金:22円/30秒
格安SIM(MVNO)とは少し違いますが、auの格安プラン「povo2.0」もライトユーザーにはおすすめです。
『180日間有料トッピングの購入がない場合、利用停止、契約解除となる場合がある』という条件付きですが、なんと言っても維持費0円でスマホを持てるのが魅力的です。
個人的には、前述したリンクスメイトの100MBプランを利用するなら、こちらの「povo2.0」をおすすめします。一方で、トッピングと呼ばれる有料オプションを自身で購入する必要があるため、スマホやネットに疎い人にはおすすめできません。
「povo2.0」については以下の記事でわかりやすく解説しているので、興味がある方はご覧ください。
どれを選ぶべきかわからない人へ
ライトユーザー向けの携帯キャリアとプランを3つ紹介しましたが、スマホのプランに詳しくない人のために、以下フローチャートを作成しました。
「結局どれがいいかわからない」という人は参考にしてみてください。
かけ放題オプションへの加入は慎重に
携帯代の最も高いオプションの一つが「かけ放題」です。
通話料金が高額になることを恐れてとりあえず付けている人も多いですが、個人的には不要であると考えます。
その理由は、通話料金を発生させることなく電話ができる方法があるからです。せっかく基本料金が安い格安SIMを使うのなら、かけ放題を付けずに通話料金無料で電話ができるアプリの活用もおすすめします。
スマホ保険は基本的には不要
前述したかけ放題と同じくらい高額なオプションである「スマホ保険」も基本的には不要であると筆者は考えています。
以下の記事では、「スマホ保険が不要な理由」と「例外として加入しておいた方がいいケース」、また「おすすめのスマホ保険」を紹介しています。
ついでに固定回線の料金も見直しを
高速データ容量が少なくて済むライトユーザーは、自宅にWiFi環境が整っている人が多いのではないでしょうか。スマホ料金を見直したこの機会に自宅の固定回線費も一度見直してみましょう。
具体的には光回線の場合、マンションプランで月額4,000円以下、戸建てプランで月額5,000円以下に抑えることは誰でも可能です。
自宅の固定回線費の節約に役立ちそうな記事を以下に置いておきますので、興味があり方は是非ご覧ください。
1GB以下で最安の格安SIM(MVNO)のまとめ
自分にあったデータ容量プランを選ぶことは、携帯代の節約において最も重要なポイントです。毎月1GB程度しか使わないライトユーザであれば、月々の携帯代を500円程度に抑えることも簡単です。
三大キャリアの格安プラン(ahamo,povo1.0,LINEMO)への乗り換えで満足している人も、まだまだ携帯代を節約する余地があるのです。