「引越し」とは、ほとんどの人にとって何回何十回と経験するものではないため、相場感が身に付きづらいです。
そのため、引越し業者のボッタクリに遭うことが非常に多いのが現状となっています。
そこで今回は、「安い時期はいつなのか」を初めとする”引越し費用を安く抑える節約術”をご紹介します。
引越し業界はボッタクリだらけ
ボッタクリというと聞こえが悪くなってしまうのですが、「無知な人からはたくさんお代を頂いちゃおう」というのが引越し業界のスタンスです。
あちらも商売なのでしょうがないですが、初回の見積もりは相場の数倍高く提示するのが当たり前になっており、最低限の知識がなければ大損してしまうことになります。
そんな引越し業界でぼったくられることなく、”引越しを安く済ませる節約術”を解説していきます。
引越し費用を安くする節約術5選
冒頭でも触れましたが、無知な人はとことんボッタクられるのが引越し業界です。
費用を安くする方法を知っている人と知らない人とでは、数万円から十数万円程度の差が生まれることも珍しくないので、ぜひこの先を読んで引越し費用を抑えましょう。
①相見積もりを取る
引越し業者を選ぶ場合、一社だけの見積もりで決めてしまうと必ずボッタクリに遭います。
業者は「今だけの価格です」「即決していただければ頑張ります」など、あの手この手で即決を促してきますが、ボッタクリの典型パターンなので気をつけましょう。
要は、コチラに相場を知られないまま契約してほしいんですよね。他社と比較されるとボッタクリ価格であることがバレてしまいますから。
結論として、ボッタクリを防ぐために、絶対に複数社から見積もりを取ってください。
そして「A社は〇〇円でした」と伝えるだけで、業者同士が勝手に値下げ競争を開始します。
自分で一社ずつ問い合わせてもいいのですが、面倒なのでズバット引越し比較 などの一括見積もりサービスを利用しましょう。
②くらしのマーケットを利用する
大手の引越し業者にこだわらず、地域密着型の引越し業者に頼むことで大幅に料金を抑えることが可能です。
くらしのマーケットでは、そんな地域密着型の業者が多数出店されており、格安で引越しサービスを請け負っています。
また、引越しは相見積もりを取ることがセオリーであると前述しましたが、くらしのマーケットではその必要がありません。
理由は、全ての業者がくらしのマーケット上で料金を公開しており、そこで勝手に価格競争が行われているからです。
遠方への引越しや大型荷物が大量にある場合には対応不可の場合もありますが、大手より格段に安いためかなりおすすめです。
③引越し費用が安い時期に引越す
1年のうち3月〜4月は入学や転勤による引越しシーズンで、引越し業界は「繁忙期」です。引越し業者からすると、この時期は黙っていても依頼が入ってくる時期です。
そのため、どこの業者も通常より割高に料金を設定しており、値下げ幅も渋いです。
可能であれば、3月〜4月の「繁忙期」を避けて6月~8月や11月〜1月などの「閑散期」に引っ越すだけで数千円から数万円も節約できます。
④人気のある日時を避ける
③と合わせて覚えておきたいのが、日時でも引越し料金は変動するということです。
例えば、土日祝日よりも平日の方が安いですし、午前中よりは午後の方が安くなります。また、月末よりも月初の方が安くなります。
なので『日時はお任せするので一番安くしてください』と言えば、最安値の料金となるのです。
ただし、月初に”次の賃貸物件”へ引っ越す際は、入居時の初期費用が高くなります。
なぜなら賃貸を契約する場合は、前家賃として「入居月の家賃(日割り)」と「翌月の家賃」を払うのが基本だからです。(早く住み始めるため初期費用が高くなるだけでなので”損”するわけではありません。)
賃貸の初期費用を抑えたい人は、以下の記事も合わせてご覧ください。
⑤不用品を処分する
引越しを機に不用品を処分し、荷物を減らすことで料金を安く抑える方法です。
めんどくさがりの方におすすめなのが出張買取サービスです。買取業社が家まで来てくれるので楽チンです。出張買取業者を探すにはおいくらというサイトがおすすめです。
ただ、ある程度の値が付くものは、メルカリなどのフリマアプリで売却する方が、買取業社に依頼するよりも断然高く売れます。
「メルカリで買ってメルカリで売る」という手法は、すでに節約の基本になっています。
まだ『メルカリをやったことがない』という人は、これを機にメルカリデビューをしてみるのもよいでしょう。

⑥自分で荷物を運ぶ
車を持っている人は自家用車で、持っていない人はレンタカーを借りるなどして自分で荷物を運べば、料金を抑えることができる可能性があります。
レンタカーの料金は、トヨタレンタリースなどのHPから確認してください。
小さい荷物は自分で運んで、大きな荷物だけ業者にお願いするだけでも引越し料金を抑えることができます。
ただ、レンタカーを借りる場合は当然レンタル料が掛かるのと、人手を集めればお礼をしなければならないため『結局あまり変わらなかった…』とならないように注意しましょう。
費用対効果を考えると、自家用車を持っていない人にはあまりおすすめできません。
賃貸住宅の費用を抑える方法
引越し料金の他にも、賃貸へ住む場合はたくさんの節約ポイントがあります。
引越しと合わせて実践することで、かなりの額を節約することができるためいくつか紹介しておきます。
家賃
そもそも家賃というのは、値下げ交渉されることを前提に数千円ほど高めに設定されていることが多いです。
相手も「交渉されなかったらラッキー。交渉されたら値下げする。」ぐらいの感じなので、こちらもダメ元で家賃交渉をしてみましょう。
具体的なテクニックや値下げ幅の目安などは以下の記事で詳しく解説しています。
礼金や仲介手数料などの初期費用
最近は仲介手数料が0円の不動産屋もかなり増えてきています。
同じ物件でも不動産屋によって初期費用が変わってくるので、初期費用が高額に感じたら他の不動産屋をいくつか回ってみることをおすすめします。
初期費用の節約術については、以下の記事で詳しく説明しています。
火災保険
管理会社から指定された火災保険は割高であることがほとんどなので、保険料の見直しを強くおすすめします。
もしも管理会社指定の火災保険に入ることが入居の条件になっている場合は、一旦指定された火災保険に加入し、入居後に安い火災保険へ乗り換える作戦がおすすめです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
クレジットカード払い
もしも家賃をクレジットカードで支払える場合は、クレジットカード払いにすることでポイントの分お得になります。
貯まるのは毎月数百ポイントですが、毎月毎年支払っていくと考えると馬鹿にできません。何より労力が全く掛からないのが大きいですね。
家賃をクレジットカードで払える物件は多くはないですが、一度管理会社に尋ねてみましょう。
クレジットカードは還元率1%以上のものが望ましいです。クレジットカードを持っていない人は、年会費無料で還元率1%の楽天カードがおすすめです。
電気料金
まだ大手の電力会社を使っている人は、新電力会社に乗り換えるだけで毎月数百円〜千円ほど電気代が安くなります。
賃貸物件でも、電力会社は入居者が自由に選ぶことができるので、必ず乗り換えておきましょう。
通信費
自身で光回線を契約している場合は、安い光回線事業者への乗り換えも検討しましょう。毎月千円〜二千円ほどの節約になるため、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
また、もしもまだ三大キャリア(docomo、au、SoftBank)でスマホを契約している人は、最優先で格安スマホに乗り換えましょう。毎月5,000円以上の節約になることはザラですよ。
引越しを安く済ませる節約術のまとめ
①相見積もりを取る
②くらしのマーケットを利用する
③引越し費用が安い時期に引越す
④人気のある日時を避ける
⑤不用品を処分する
⑥自分で荷物を運ぶ
引越し費用の値下げ幅は大きく、相見積もりを取るだけでも数万円単位で安くなる場合が多いので、ぜひ実践していきましょう。