この記事を読んでいる人は、スマホ保険に入るか入らないか迷っている人でしょう。
結論から言うと、スマホ保険は基本的には入らなくていいです。しかし、例外として入っておいた方が得をする可能性が高い人もいるので、その人の特徴を紹介します。
また、スマホ保険に入らなくていい理由もわかりやすく解説しています。
- キャリアの端末保証オプションはコスパ悪し
- スマホ保険はいらないという考え方
- スマホ保険に入った方が良い人の特徴3つ
- 保険の節約を考えているなら携帯代も節約しよう
- スマホ保険は基本いらないが、入っておいた方がいい人の特徴3つのまとめ
キャリアの端末保証オプションはコスパ悪し
スマホ保険が不要である理由を説明する前に、先にやってはいけないことを紹介しておきます。
それは「キャリアでスマホ保険(端末保証オプション)に加入すること」並びに「iPhoneの場合はAppleCare+に加入すること」です。
理由はコスパが悪いの一言に尽きます。スマホ保険をコスパが良い順に並べると以下のようになります。
各社のスマホ保険を比較した以下の記事も是非参考にしてみてください。
スマホ保険はいらないという考え方
大前提として、”保険という商品”は基本的に入ると損をするようにできています。
なぜなら、そうでなければ商品として成り立たないからです。「保険で得をした」という人がいますが、それはあくまでもその人に起きた限定的な事象出来事で、全体として見れば私たちは損をします。そうなるように保険料や保険金など全て緻密に計算されているのです。
また、「得をした」と言っている人も今まで払ってきた保険料、そしてこれから払っていく保険料を考えると利益が小さいことに気付くはずです。
上の画像は、”保険という商品を購入するか否か”を検討する際の考え方を表したものです。前述した理由により、原則として保険には入るべきではないのですが、例外は上の(A)の部分です。“滅多に起きることはないが、一度起きてしまうと家計が破綻しかねないリスク”に対してだけ、保険で備えるのがセオリーなのです。
例えば、(A)には自動車保険や火災保険などが当てはまります。
では、スマホの故障は(A)〜(D)のうちどれに当てはまるでしょうか。どう考えても(C)もしくは(D)に当てはまりますよね。つまり、そもそもスマホの故障というのは保険で備えるべきリスクではないのです。
以上がスマホ保険という商品に対する基本的な考え方ですが、例外としてスマホ保険に入った方が良い人もいるので紹介していきます。
スマホ保険に入った方が良い人の特徴3つ
前述したように、スマホの故障というリスクには保険で備えるべきではないのですが、例外としてスマホ保険に加入した方が良い人がいます。
それは、基本的には保険料の元が取れる人ですが、その具体例な特徴を3つ紹介します。
①よくスマホを壊してしまう人
頻繁にスマホを壊してしまうという自覚がある人は、保険料の元を取る可能性が高いため積極的にスマホ保険に加入して良いと考えます。
そもそも「落とさないようにしたり、落としても壊れないように保護する」ということが最も効果的なのですが、その話は今回は置いておきましょう。一応、筆者がおすすめする保護グッズを貼っておきます。
さて話を戻して、実際にどのくらいの頻度でスマホを壊せば元が取れるかを計算してみましょう。シミュレーションに使用する商品は、筆者が最もおすすめするコスパ最高のスマホ保険「Mysurance」スマホ保険です。
【画面割れの場合】
修理代金:約24,000円
24,000円 ÷ 470円 ≒ 51ヶ月
51ヶ月 ÷ 12 = 4年3ヶ月
加入して4年3ヶ月以内に1回でも画面修理を行った場合、得をする。
修理代金:約47,000円
48,000円 ÷ 470円 ≒ 100ヶ月
100ヶ月 ÷ 12 = 8年4ヶ月
加入して8年4ヶ月以内に1回でも本体交換を要する修理を行った場合、得をする。
本体交換の場合は、8年に1回修理を行えば計算上は元を取れることになるのですが、8年後に8年前の機種が新品で戻ってきたとしてもお得とは言い難いでしょう。そのため、破損や故障・水没や紛失に4年以上遭遇しない自信がある人にとっては、スマホ保険は必要がないと考えます。
今回はiPhone11を例に計算を行いましたが、Mysuranceの場合保険料は機種により変動することがないため、より高価な機種であるほど得しやすく、より安価な機種であるほど損しやすいです。
なお、修理代金についてはAppleサポート公式サイトを参照しています。
②買い替えや修理の資金を用意できない人
スマホはもはや生活に欠かせないライフラインですので、故障した際の買い替えや修理の資金が準備できない人はスマホ保険に加入するべきでしょう。
保険会社が販売するスマホ保険の場合、買い替えや修理の代金を一度は支払うことになります。保険請求に必要な書類が揃い次第、速やかに保険請求手続きを行えば入金までに時間は掛かりません。
なので、買い替え・修理代金を用意できない人は、クレジットカード払いなどで凌ぐと良いでしょう。
③損得よりメンタル重視の人
・純正品以外のかわいい充電器を使いたい
・屋外でよく写真を撮る
・保護フィルムなしの使い心地が好き
・お風呂にスマホを持ち込む
・ごついケースを付けたくない上記のような使い方をする人はスマホの故障率が高い傾向にありますが、故障のリスクを考えながら使用することにストレス感じるぐらいなら、月数百円を支払ってスマホ保険に加入することをオススメします。
スマホ保険に入っていれば、スマホの破損という精神的ダメージが大きい出来事にも「保険入ってるからいいや」と前向きになれるはずです。
保険の節約を考えているなら携帯代も節約しよう
毎月継続して払い続けていくものですから、スマホ保険に入るか否か悩む事はとても大事な事です。しかし、スマホ保険よりも節約の余地が大きいのが携帯代です。
もしも、まだ三大キャリア(docomo,au,SoftBank)を使っているのなら、スマホ保険の数百円という支出に悩んでいる場合ではありません。
三大キャリアから格安SIMに乗り換えれば、月々の携帯代を4,000円以上節約することも簡単です。固定費は大きいところから削っていくのが節約のセオリーです。
格安SIMを利用した節約法については、以下の記事が参考になるかと思います。
スマホ保険は基本いらないが、入っておいた方がいい人の特徴3つのまとめ
スマホの故障リスクに対しては、基本的には保険ではなく貯蓄や予防で備えるべきです。しかし、本記事で紹介した特徴3つのうちどれかに当てはまる人は、保険料の元を取る可能性が高いので加入しても良いでしょう。
その上で、スマホ保険に加入するとしたら「Mysurance」か「モバイル保険」をおすすめします。理由については、以下の記事で詳しく紹介しています。