「楽天ひかり」、「エキサイトMEC光」、「おてがる光」の3つは、本ブログで筆者がおすすめしているコスパ最高の光回線事業者です。
これらの光回線の能力を最大限に引き出すためには、IPv6に対応したルーターを使用する必要がありますが、「どれを選べば良いのかわからない」という人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「楽天ひかり」、「エキサイトMEC光」、「おてがる光」の全てに対応しているおすすめのIPv6対応ルーターを紹介していきます。
- 「楽天ひかり,エキサイトMEC光,おてがる光」ルーターのレンタル状況
- IPv6とは何か
- ルーターの推奨環境と電波範囲について
- 本記事でおすすめするルーターの条件
- バッファロー
- NEC
- 「楽天ひかり,エキサイトMEC光,おてがる光」におすすめのIPv6対応ルーターのまとめ
「楽天ひかり,エキサイトMEC光,おてがる光」ルーターのレンタル状況
「楽天ひかり」と「おてがる光」にはそもそもルーターのレンタルがないので、自分で購入するしかありません。一方、「エキサイトMEC光」にはルーターの有料レンタルサービスがあり、月額110円で利用できます。
もちろんレンタルでも構わないのですが、この先も光回線を使い続けるであろう人は、自分でルーターを購入しておけば、他社に乗り換えてからもそれを使い続けることができるため、長い目で見ると自分で購入した方がお得です。
IPv6とは何か
『IPv6』とはインターネットにおける接続方式のことで、現在主流である『IPv4』の最新版というイメージです。
『IPv6』によるインターネット通信は回線が混雑しにくいため、地域や時間に囚われず快適にインターネットを楽しむことができます。すでに、光回線の契約は『IPv6』で通信できることが必須条件と言っても過言ではない時代になっています。
もちろん、本ブログでおすすめしている光回線事業者は、全て『IPv6』を提供しています。また、本記事で紹介しているルーターは全て『IPv6』対応機種となっています。
ルーターの推奨環境と電波範囲について
ルーターには「戸建て:2階建、マンション:3LDK」などといった、そのルーターの電波範囲を示す“推奨環境”が表示されています。
なるべく家の隅々まで電波を行き届かせたいと考えるのは当たり前で、そのためにより高価な機種を検討しがちですが、この表示ははっきり言ってアテになりませんので、本記事では推奨環境を重要視していません。
家の構造や間取りは各家庭ごとに違うため、またWi-Fiはあくまでも電波であるため、どんなに「遠くまで届きますよ」とアピールしている商品でも実際に設置してみるまで結果は分からないのです。
実際、筆者は木造2階建の一戸建てで「戸建て:3階建、マンション:4LDK」表示の商品を使っていますが、1階だけですら全てはカバーできません。これは決して我が家に限った話ではなく、ネットでもこのように「アテにならない」というクチコミは溢れています。
対策としては、過度な期待をして高価な機種を買わないことです。どうせ端までは届かないのですから高くても10,000円ぐらいの品で十分なのです。
そして、実際に設置してみて届かない部屋があった時には、Wi-Fi中継器を導入したりメッシュWi-Fiを構築したりすることをおすすめします。Wi-Fi環境は、親機ルーター1台で家全体をカバーできると考えない方がいいです。
例えば、Wi-Fi中継器であれば、コンセントに挿して簡単な設定をするだけのものがたったの2,000円前後で販売されています。
本記事でおすすめするルーターの条件
本記事は「楽天ひかり,エキサイトMEC光,おてがる光」の公式ページに記載されている対応ルーターを、ただ書き出しているわけではありません。
その中から、一定の条件を満たしている本当におすすめの機種のみを紹介しています。その条件3つをご紹介します。
①IPv6に対応していること
「楽天ひかり」と「エキサイトMEC光」には標準でIPv6が採用されており、「おてがる光」は+198円のオプションとなっています。IPv6のパフォーマンスを引き出すためには、IPv6対応のルーターが必須です。
今後はIPv6によるインターネット接続がスタンダードになっていくと想定されるため、今からルーターを購入する人にはIPv6対応機種を強くおすすめします。
もちろん本記事で紹介する機種は、すべてPv6対応となっています。
②3つの光回線事業者に対応していること
冒頭でも触れたとおり“「楽天ひかり、エキサイトMEC光、おてがる光」これら全ての光回線事業者に適応しているIPv6対応ルーター”という条件を満たしている機種のみ紹介していきます。
理由は、光回線事業者を乗り換える度にルーターを買い替えるのは無駄だからです。
この記事を読んでさえいれば、少なくとも上記3つのうちのどれかと契約する限り、ルーターを買い替える必要はなくなります。なお、「楽天ひかり」にあっては公式ページの『接続するだけで利用できるルーター』に対応している機種に限定しています。
筆者が上記3つの光回線事業者をおすすめする理由は、以下の記事で詳しく解説しています。
※本記事は以下の公式サイトの情報を元に作成しています。
楽天ひかりのIPv6(クロスパス)対応ルーター | 次世代規格IPv6とは | 高速インターネット | 楽天ひかり
③メッシュWi-Fiシステムが構築できること
メッシュWi-Fiとは、網目状に電波を張り巡らせ家中の隅々までWi-Fiを行き届かせるネットワークシステムです。
もしもあなたがルーターの設置後にWi-Fiが届かない部屋を発見したとき、そのルーターがメッシュWi-Fi非対応機種だったら、電波範囲を広げる手段は中継器の導入のみとなってしまいます。
ルーターやWi-Fiの知識について、あまり自信のない人こそ非常時の選択肢は多い方が良いと思いますので、本記事でおすすめするルーターはメッシュWi-Fi対応機種であることを条件の一つにしています。
なお、本記事で紹介するルーターは全部おすすめなのですが、その中でも特におすすめする機種には「←おすすめ」と表記しています。
バッファロー
AirStation WSR-1500AX2S←おすすめ
価格:約7,000円
最大通信速度:1201 Mbps/300 Mbps
無線LAN規格:Wi-Fi6
その他:Wi-Fi Easy Mesh対応
この価格でWi-Fi6、Wi-Fi Easy Meshの両方に対応しているコスパお化けです。入門機にうってつけのおすすめ機種です。
AirStation WSR-3200AX4S←おすすめ
価格:約10,000円
最大通信速度:2401 Mbps/800 Mbps
無線LAN規格:Wi-Fi6
その他:Wi-Fi Easy Mesh対応
本記事で紹介するルーターの中で最高スペックの機種です。
今後の普及が見込まれる次世代Wi-Fi規格「Wi-Fi 6」にも対応しているため、長く使ってけるルーターです。ルーター選びに迷ったらコレを買っておけば間違いはないでしょう。
なお、本記事で紹介するバッファロー製ルーターはどちらも「Wi-Fi Easy Mesh」に対応しているため、メッシュWi-Fiを構築することが可能です。
NEC
Aterm WG1200HP4←おすすめ
最大通信速度:867 Mbps/300 Mbps
無線LAN規格:Wi-Fi5
その他:メッシュWi-Fi対応
Wi-Fi6非対応ですが、この安さでメッシュWi-Fiにも対応しています。抜群のコストパフォーマンスを誇るおすすめの機種です。
Aterm WG2600HP4
価格:約10,000円
最大通信速度:1733 Mbps/800 Mbps
無線LAN規格:Wi-Fi5
その他:メッシュWi-Fi対応
前述した「WG1200HP4」よりも最大通信速度で勝る機種ですが、Wi-Fi6非対応で価格がお高めです。
予算に余裕があればこちらの機種でも良いですが、コスパで考えると前述した「WG1200HP4」に軍配が上がります。
「楽天ひかり,エキサイトMEC光,おてがる光」におすすめのIPv6対応ルーターのまとめ
光回線の能力を生かすも殺すもルーター次第ですが、テキトーに選んでしまっては結局すぐに買い替えという事態になることも珍しくありません。
本記事で紹介したルーターは、最新の通信方式に対応した機種ばかりなので、この先しばらくは買い換える必要はないでしょう。