楽天モバイルの0円プランがついに消滅し、最低料金980円(税込1078円)の新プランに切り替わることになりました。
新料金プランの内容を確認し、新プラン適用後もおすすめできるケースを紹介します。また、楽天モバイルからの乗り換え先についても触れています。
- 楽天モバイル0円終了により月額980円からに…
- 従来プランと新プランの比較
- 既存ユーザーは10月1日まで0円利用可能!
- 元からメイン回線には不向き
- 0円のサブ回線は最高だったが…
- 新プラン後も楽天モバイルをおすすめするケース
- 楽天モバイルからの乗り換え先
- 楽天モバイル「0円プラン終了」のまとめ
楽天モバイル0円終了により月額980円からに…
2022年5月13日、楽天モバイルが新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表しました。
これまでの「Rakuten UN-LIMIT VI」では、ひと月のデータ使用量が1GB未満のユーザーは月額料金0円という神プランでしたが、新プラン適用後は最低料金980円(税込1078円)という大幅改悪となっています。
新プランは2022年7月1日から始まり、旧プラン利用中の方も自動的に新プランへとへ切り替わりますが、既存ユーザーは10月1日まで1GB未満0円で利用することができます。
従来プランと新プランの比較
1GB未満しか使わない人にとっては大幅な改悪となってしまいました。
この料金設定ならば、ほとんどスマホを使わないという人はHISモバイルの1GB-590円プランの方が断然安いです。
また、楽天モバイルは安いと思われがちですが、実際は他の格安スマホの方が断然安いです。
以下の記事では、容量別に格安スマホの最安値を紹介しています。乗り換え先の参考になると思いますので、是非目を通していただければと思います。
既存ユーザーは10月1日まで0円利用可能!
新プランは7月1日から適用されます。また、既存ユーザーは自動的に新プランに切り替わりますが、10月1日まで1GB未満0円で利用することができます。
つまり、6月末までに楽天モバイルを契約すれば、その後9月末までは月額0円で利用できるということです。
元からメイン回線には不向き
当ブログでは、以前から楽天モバイルをメイン回線として利用するのはおすすめしていません。
その理由は、楽天モバイルの電波が大手三社(docomo、au、SoftBank)と比べて圧倒的に頼りないからです。
『屋内で圏外になる』など、電波が弱いことによる様々なデメリットは、メイン回線として使うには到底無視できないものばかりなのです。
以下の記事では、そんな楽天モバイルのデメリットやプラチナバンドについて詳しく解説しています。
0円のサブ回線は最高だったが…
では、楽天モバイルには全く使い道がなかったのかというとそうではありません。
楽天モバイルには以下のようなメリットがあり、実際筆者も2年以上楽天モバイルを使い続けています。特に、Rakuten Linkによる無料通話はお店の予約やコールセンターへの問い合わせ等で大変重宝しています。
・SPUの対象である
・楽天ひかりのキャンペーンが使える
これらのメリットを月額0円で利用できてしまうことは、冷静に考えるとあり得ない状況だったように思います。どう考えても持続可能なビジネスモデルではないでしょう。
筆者と同じように0円で使い倒そうと考えるユーザーが増えすぎてしまったのかもしれませんね。とにかく新料金プランにより月額0円は終了し、楽天モバイルをサブ回線として契約するメリットは薄れてしまいました。
現状では、Rakuten Linkによる無制限かけ放題を月額980円(税込1078円)払ってでも使いたいという人には、新プラン適用後も楽天モバイルをサブ回線としておすすめします。
他社の無制限かけ放題が約1500円/月であることを考えると、0円じゃなくなったとはいえ980円(税込1078円)でも十分安いでしょう。
筆者はというと、IIJmioと楽天モバイルをデュアルSIMで運用することにより、スマホ代を月額440円で抑えていましたが、9月中に楽天モバイルを解約することを決めました。
新プラン後も楽天モバイルをおすすめするケース
これまでもこれからも、楽天モバイルをスマホのメイン回線として使うのはおすすめしませんが、以下のようなケースでは楽天モバイルの契約をおすすめします。
①楽天市場のヘビーユーザー
今回の新プランでは料金の改悪が行われた代わりに、SPU(楽天ポイント獲得倍率)は強化されているため、楽天市場のヘビーユーザーであればポイント獲得分で実質0円のまま楽天モバイルを保有できます。
これまで+1%だった倍率は+2%になり、さらにダイヤモンド会員の場合は+3%に変更されました。
これを考慮すると、「1000円の使用料を取り戻すためには楽天市場で毎月5万円以上使えばいい」ということになります。
つまり、楽天モバイルのデータ使用料が3GB未満かつ毎月5万円楽天市場で買い物すれば、実質0円で楽天モバイルを保有できるということです。ダイヤモンド会員の場合は月3.3万円の買い物で実質0円となります。
②無制限かけ放題が必要な人
「Rakuten Linkの通話品質はイマイチ」というデメリットを考慮しても、無制限かけ放題が最低980円(税込1078円)で利用できるのはかなりコスパが良いです。
他社の無制限かけ放題オプションは1500円/月ぐらいするので、楽天モバイルを通話用のサブ回線にすることで、毎月500円程節約することが可能です。
③楽天ひかりを契約したい人
楽天グループの光回線事業である楽天ひかりは、楽天モバイルユーザーであれば、基本料金1年間無料キャンペーンが適用されます。
マンションプランの月額は約4,200円のため、年間約5万円も節約できる激アツキャンペーンです。戸建てプランの場合は6万円以上も節約できます。
前述したとおり、1年間無料キャンペーンを受けるためには楽天モバイルユーザーであることが条件なのですが、キャンペーンの適用さえ確定すれば、その後に楽天モバイルを解約しようとも基本料金1年間無料は継続されるのです。
光回線の月額料金は高いので、自宅に光回線がある人は、楽天モバイルが月額0円で契約できるうちに乗り換えましょう。
楽天モバイルを6月末までに契約し、楽天ひかりを9月末までに契約して、キャンペーン確定後に楽天モバイルを解約すれば、最小限の経費で光回線1年間無料のメリットを受けることができます。
上記の期日に間に合わなかったとしても、楽天ひかりを契約するのなら楽天モバイルを契約してからの方がお得です。少しの間、楽天モバイルの料金を払うことになりますが光回線の基本料金1年間無料はかなり魅力的です。
楽天ひかりに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
④Wi-Fiルーター代わりに使う人
楽天回線エリア内かつ電波状況が良い家に住んでいる人は、楽天モバイルのSIMカードをポケットWi-Fiに挿入することで、ホームルーター代わりに使うことができます。
光回線と比べて通信速度やWi-Fiの範囲では劣りますが、どれだけ使っても月額3,278円なので一人暮らしの人などにはおすすめです。
以下のポケットWi-Fiは楽天モバイルのSIMカードでも正常に作動することを確認しています。
楽天モバイルからの乗り換え先
今回の改悪を機に楽天モバイルを解約しようと考える人は、月額0円で使っていたユーザー。つまり、月のデータ使用料が1GB未満の人でしょう。
そんな人に向けて、おすすめの乗り換え先を紹介する記事を書きましたので、興味がある方は是非ご覧ください。
楽天モバイル「0円プラン終了」のまとめ
スマホ業界に衝撃を与えた楽天モバイルの0円プランでしたが、やはり持続不能なビジネスモデルだったのでしょう。もしくは最初から無料でユーザーを集めておいて、後から回収する戦略だったのかもしれません。
真相はわかりませんが、解約するユーザーはどれぐらいいるのでしょう。
料金的にも通信品質的にも格安スマホの方が断然良いので、これを機に乗り換えることをおすすめします。