専業主夫の超節約術

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そもそも楽天モバイルの電波が悪いのはなぜか?プラチナバンドとは?

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「楽天モバイルはそもそもなぜ電波が悪いんだろう」

楽天モバイルユーザーなら一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。今回はそんな「電波」という目に見えない疑問をなるべくわかりやすく解説してみます。

結論から言うと、楽天モバイルの電波が悪い理由は「プラチナバンド」が鍵で、根本的な解決策は今のところありません。

楽天モバイルの電波は本当に悪いのか

楽天モバイルを検討中の人が最も気になるのは「本当に電波は悪いのか」ということでしょう。いくら安いと言ったって、電波が入らなければスマホの意味がありません。

楽天モバイル歴2年の筆者の意見としては「電波はマジで悪い」です。

例えば、筆者は木造一戸建てに住んでいるのですが、iPhoneのアンテナアイコンは調子が良い時で3/4、悪い時は2/4しか立っていません。

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さらに、大きなショッピングモールや病院、マンションなどコンクリート造の建物内ではもっと電波状況が悪くなり、圏外になることも珍しくありません。電波が入らなければ何もできないので不便な思いをしたことも多々あります。

三大キャリア(docomo,au,SoftBank)の電波は建物内でも入るのに、なぜ楽天モバイルは入りづらいのか。その理由を後述しています。

楽天モバイルの電波が悪い理由は2つ

では、そもそもなぜ楽天モバイルは電波が悪いのか。

他のキャリアと一体何が違うのかをわかりやすく解説していきます。

①プラチナバンドを持っていないから

楽天モバイルは、三大キャリア(docomo,au,SoftBank)が持っている「プラチナバンド」を持っていません。

プラチナバンドとは、障害物を貫通したり回り込んだりして進んでいく強い電波のことで、これを持っていないことは携帯キャリアとして致命的な弱点と言えます。

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楽天モバイルが基地局を増加させ、エリアカバー率をいくら上げようともプラチナバンドがなければ建物内等での電波状況が改善することはありません。

そのため楽天モバイルは、現在三大キャリア(docomo,au,SoftBank)”だけ”に割り振られているプラチナバンドの再分配を要求しているところですが、法整備の問題や三大キャリアの反発により実現は難しいのが現状です。

②パートナー回線でカバーしていたエリアだから

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楽天モバイルは基地局を急増させ、今でこそ人口カバー率90%以上を達成するぐらいにまでエリアを拡大しています。

では、まだカバーできていないエリアやこれまでカバーできていなかったエリアはどのように電波を受信していたのでしょうか?

答えは、auの回線を借りてユーザーへ電波を届けていたのです。この楽天モバイル回線ではなくau回線でサービスを提供せざるを得ないエリアを「パートナー回線エリア」と呼びます。

先述のとおり、楽天は人口カバー率を急拡大させていますが、カバーできたエリアから順次パートナー回線の提供を終了させています。そのため、今まで良質なパートナー回線(au回線)を受信していたエリアが楽天回線に切り替わることで電波状況が悪くなるといったことが起きているのです。

結局はプラチナバンド次第

以下の記事で紹介されていますが、仮にプラチナバンドの再分配が可能になったとしても、それは2027年10月以降であるとされています。残り5年以上は「電波の入らないキャリア」のまま改善することはないでしょう。

楽天モバイルが圏外になった時の対策やあらかじめできる予防策については以下の記事で紹介しています。楽天モバイルユーザーなら知っておいて損はない知識です。

楽天モバイル以外でスマホ代を安くする方法

スマホ代を安くするのが目的である場合、楽天モバイルではなく格安SIMの方がおすすめです。というのも、格安SIMは三大キャリア(docomo,au,SoftBank)の回線を借りることでサービスを提供しているため、楽天モバイルのように電波が入らないという問題とは無縁なのです。

さらに、契約する容量次第では楽天モバイルよりスマホ代が抑えられることも珍しくないので、格安SIMへの乗り換えも検討してみましょう。

以下の記事では、格安SIMの最安キャリアを容量ごとに紹介しているので一度目を通してみることをおすすめします。

格安SIM自体がなにかわからない人、乗り換え方がわからない人は、以下の記事が参考になるかと思います。

楽天モバイルはサブ回線としては最高だった

楽天モバイルのネガティブな部分を紹介してきましたが、楽天モバイルを契約している筆者自身は、実はとても満足していました。なぜならメイン回線ではなくサブ回線として使っていたからです。月額0円で電話かけ放題だけ利用させていただいていました。

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しかし、残念ながら維持費0円で使える時代は終了してしまいました。新料金プランの登場により最低料金が980円になったので、サブ回線としてもおすすめできなくなりました。。。

”なぜ楽天モバイルは電波が悪いのか”のまとめ

楽天モバイルの電波が悪い原因は、三大キャリア(docomo,au,SoftBank)なら持っている「プラチナバンド」を持っていないからであることがわかりました。

残念ながら技術ではどうにもできない理由のため、今のところ改善の見込みはありません。しかし、筆者は楽天経済圏をフル活用しているしているため解約するつもりはありません。維持費0円でありがたく使わせて貰っています。最低料金が980円になったので解約します。