専業主夫の超節約術

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【結論】つみたてNISAはS&P500一本だけでいい理由4つ

つみたてNISAでもっとも大事なポイントといって過言ではないのが銘柄選び。

「SNSやYouTubeで推されていたからS&P500にした」という人は多いのではないでしょうか。

たしかにS&P500連動型インデックスファンドは、各証券会社の買付ランキングで常に1位2位を争う人気銘柄です。

しかし、ここで気になるのが『本当にS&P500一本だけでいいのか』という疑問。

筆者の結論としては、つみたてNISAはS&P500一本だけでもOKです。

本記事ではその根拠をわかりやすく説明しています。

積立NISA(つみたてNISA)とは

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つみたてNISAは、投資初心者の資産形成を助ける国の制度。これを活用すれば、高い収入や突出した投資スキルがなくても、誰でも1000万円以上の資産を築くことが可能です。

つみたてNISAのメリット・デメリットや始め方など、基本的な知識については以下の記事で詳しく説明しています。

つみたてNISAの人気銘柄「S&P500」について

S&P500とは、アメリカの超優良企業500社で構成された代表的な株価指数(インデックス)で、日本でいう日経平均のようなもの

S&P500の値動きに連動するインデックスファンド(投資信託)を購入すれば、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)を中心としたアメリカの代表的な企業全体にまとめて投資できます。

そのため、S&P500連動型インデックスファンドはつみたてNISAやiDeCoの投資先として大人気。

多くの証券会社の買付ランキングで常に上位を獲得しているのです。

つみたてNISAはS&P500一本だけでいい理由4つ

筆者は、実際に2020年3月からS&P500インデックスファンド一本“だけ”をつみたてNISAで運用中。

さらに妻のつみたてNISAや余剰資金でもS&P500に投資しているところです。

そんな筆者の経験も踏まえて「つみたてNISAはS&P500一本だけでもいい」と考える理由を4つ紹介していきます。

①米国株が成長し続けると思うから

過去200年間、S&P500は上がり下がりを繰り返しながらも右肩上がりの成長を続けています。

そして、この上昇トレンドは今後も続いていくとの見方が有力です。

もちろん未来のことは誰にもわかりませんし、そうなる保証はどこにもありません。

しかし、未来がわからないこそ上昇トレンドに乗るという戦略が有効なのです。

株式投資では「一度トレンドが形成されれば、そのトレンドが崩れるよりも継続する可能性の方が高い」と言われています。

上昇中の相場に乗らずに、わざわざ停滞中の相場や下降中の相場に乗ることはセオリーに反しているのです。

短期間を切り取って見れば、日本株や新興国株が米国株のパフォーマンスを上回ることもあるかもしれません。

しかし、つみたてNISAという長期間でみた場合、日本や新興国が米国のパフォーマンスを上回るというのは考えにくいでしょう。

②世界経済の中心は米国だから

米国株が下落すると釣られて日本の株価が下落するように、世界の経済は米国を中心に深く結びついています。

仮に米国に巨大隕石が落ちて来たとしても、世界で米国株“だけ”が下落することは考えにくく、おそらく世界経済全体の株価が下落するでしょう。

つまり「米国が下がれば他国も下がる、米国が上がれば他国も上がる」のであれば、初めからS&P500一本で十分ではないか。というのが筆者の考えです。

③長期保有すれば負けないから

株式投資では短期になるほどリスクが大きくなり、長期になるほど安定したリターンを得ることができます。

これはS&P500にも当てはまり、具体的には20年以上保有すると負ける確率はなんと0%なのです。

過去のどの時点で買っていても20年以上保有していれば、必ずプラスになることが歴史的に証明されています。

あくまでも「これまでのデータでは」という前提付きですが、S&P500が堅実な投資先であることはたしかなのです。

④S&P500だけでも分散されているから

負けない投資の基本戦略はとにかく「分散」。

これを聞いたことがある人は“S&P500一本だけ”という、一つの銘柄に集中投資することに不安を感じるかもしれません。

でも大丈夫です。

S&P500に投資するということは、米国の超優良企業500社に分散投資できています。

さらにS&P500の構成銘柄には世界中をビジネスの場としているグローバルな企業が多く、これにより地域の分散も兼ねているという見方もできるのです。

実際につみたてNISAでS&P500一本だけを買い続けた結果

筆者は実際に2020年3月からS&P500インデックスファンド一本“だけ”をつみたてNISAで運用中。

その結果、現在のトータルリターンは+28.0%、投資元本の833,340円は1,066,854円。運用収益は+233,514円です。

詳しくは以下の記事で紹介しているので、興味がある方はご覧ください。

また、妻のつみたてNISAでも同様にS&P500だけを購入中。さらに余剰資金ができたときにもS&P500に追加投入しています。

最低でも30年以上は取り崩さない予定なので、最終的には必ずプラスになると信じています。

つみたてNISAでS&P500一本だけに投資する際の注意点

以下の4点が、「つみたてNISAはS&P500一本だけでもいい」と筆者が考える理由ですが、一つだけ注意点があります。

①米国が成長し続けると思うから
②世界経済の中心は米国だから
③長期保有すれば負けないから
④十分に分散されているから

それは、④以外はあくまでも過去のデータを参考にしたものであり、今後もそうなっていく保証はないということです。

未来の株式市場がどうなるのかは誰にも予測できませんし、今後も米国一強の時代が続く保証はありません。

しかし未来が予測できないからこそ歴史から学び、最も確立の高いであろう投資先を探した結果、多くの人たちが導き出した答えがS&P500なのです。

つみたてNISAでおすすめの銘柄3つ

当ブログで紹介するつみたてNISAのおすすめ銘柄は、S&P500も含め以下の3つです。

これらは多くの書籍や有名投資家もおすすめしている堅実な銘柄で、決して筆者の偏見が入ったものではなく、教科書で紹介できるような銘柄です。

・S&P500連動型インデックスファンド

・全米株式連動型インデックスファンド

・全世界株式連動型インデックスファンド

基本的に分散力とリターンは逆相関の関係にあります。広く分散されていれば値動きが少なくリスクが小さいですが、リターンも小さくなるということです。

リターンの大きい順に並べると「S&P500>全米>全世界」となり、分散力の大きい順に並べると「全世界>全米>S&P500」となります。

銘柄の選び方については以下の記事でも詳しく紹介しているので、興味がある人はご覧ください。

つみたてNISAでおすすめの証券会社2選

積立NISAによる利益を最大に高めるためには、とにかく手数料が安い証券会社を利用するのがポイント。たとえわずかな手数料であっても、数十年と積み重なると無視できない金額になるのです。

当ブログでおすすめする2つの証券会社は、いずれも手数料が最低料金で商品数も豊富。

・SBI証券
・楽天証券

証券会社選びで迷っている人は、この2つから選んでみてはいかがでしょうか。

SBI証券

出典:SBI証券

口座開設数 840万
投資信託取扱本数 2,706本
手数料 かなり安い
米国株取扱数 多い
ポイント投資
クレカ投資還元率 0.5%〜2.0%
アプリの操作性
つみたてNISA銘柄数 185本
iDeCo銘柄数 84本

投資信託取扱本数や手数料、つみたてNISAやiDeCoの取扱銘柄数など、証券会社としてのスペックで楽天市場を凌ぐSBI証券。口座開設数も楽天証券を上回っており、人気の高さが窺えます。

唯一のデメリットはアプリの操作性が悪いこと。楽天証券ユーザーでもある筆者の意見としては、「アプリは楽天証券の方が10倍使いやすい」です。

とはいえ、アプリは個別株やETFの購入時にしか使わないので、「とりあえずつみたてNISA・iDeCo、投資信託しかやらない!」という人は気にならないでしょう。

楽天証券

出典:楽天証券

口座開設数 800万
投資信託取扱本数 2,652本
手数料 安い
米国株取扱数 多い
ポイント投資
クレカ投資還元率 0.2%または1%
アプリの操作性
つみたてNISA銘柄数 183本
iDeCo銘柄数 32本

基本的なスペックとしてはSBI証券に劣りますが、楽天証券の魅力は楽天経済圏にあるといえるでしょう。

楽天証券で条件を満たせば、楽天市場のSPUが最大で+1倍。さらに、獲得したポイントで投資信託や個別株を購入することもできるのです。楽天経済圏を活用中の人は、楽天証券を選んで後悔はないでしょう。

また、日本株や米国株、米国ETFを購入できるアプリ「iSPEED」の操作性が素晴らしく、個別株やETFに興味が出た際にも活躍すること間違いなしです。

結論:つみたてNISAはS&P500一本だけでもいい

以下の理由から、つみたてNISAはS&P500一本だけでもいいと考えます。

①米国が成長し続けると思うから
②世界経済の中心は米国だから
③長期保有すれば負けないから
④十分に分散されているから

『つみたてNISAを始めたいけどどれを買っていいかわからない』

『S&P500を買ってみたけどこのままでいいのか不安』

という人は、とりあえずでS&P500を買っても後悔することは少ないでしょう。

つみたてNISAの銘柄はいつでも変更できるため、より良いと感じる銘柄があればその都度見直せばよいのです。