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【絶対買うな!】お掃除機能付きエアコンとは?深刻なデメリット7つを紹介

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各メーカーが販売に力を注ぎ、いまや主流になりつつある”お掃除機能付きエアコン”ですが、筆者は絶対に購入をおすすめしません。

すでに購入してしまった人はどうしようもないので、次に買うときは絶対に失敗しないために。まだ購入していない人は、本記事で紹介するデメリットに目を通して絶対に購入しないようにしましょう。

本当にデメリットしかないので、絶対に騙されないように多くの人へ読んでもらいたい記事となっています。

お掃除機能付きエアコンとは?

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(参照:くらしのマーケット
お掃除機能付きエアコンとは、文字通りエアコン内部を掃除してくれる機能が付いたエアコンのことですが、一体エアコンのどの部分を掃除してくれるのかを理解しているでしょうか?

実は、『お掃除機能付きエアコンが掃除してくれるのは、フィルター表面に溜まる埃だけ』なのです。他にも「熱交換器・送風ファン・ドレンパン」など、掃除が必要な箇所はたくさんあるのですが、お掃除機能付きエアコンはフィルターのお掃除しかしてくれないので、フィルター以外の部分はお掃除機能の付いていないエアコンと全く同じように汚れることになります。

お掃除機能付きエアコンの見分け方

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「自分の家のエアコンがお掃除機能付きかわからない」「購入を検討している商品がお掃除機能付きかわからない」という人は、品番や型番を検索して調べましょう。

すでに自宅に設置されている場合、リモコンで見分けることも可能です。「フィルターお掃除」や「手動お掃除」などのボタンが付いている場合はお掃除機能付きのエアコンになります。

似たようなボタンに「内部クリーン」や「内部洗浄」などがありますがこれらはお掃除機能とは違うものになります。

お掃除機能付きエアコンのデメリット7つ

お掃除機能付きエアコンには、家電量販店では教えてくれない深刻なデメリットが7つもあるので、まだエアコンを購入していない人はしっかりと目を通してください。

すでに購入してしまった人はどうしようもないので、次に買い替える際の参考になればと思います。

1.フィルターのお掃除しかしてくれない

先にも軽く触れましたが、お掃除機能付きエアコンが掃除してくれるのはフィルター表面に溜まる埃だけです。

エアコンのフィルター部分はエアコンの中で最も取り外し易い箇所であり、そもそもお掃除が困難な部分ではないのです。つまり、フィルター部分なんて自分で簡単に掃除できるのに、わざわざロボットに掃除してもらう必要なんてないのです。

さらに、エアコンの内部で『本当に掃除して欲しい箇所はフィルターではない』ということも問題です。エアコンの内部で最もヤバイ汚れが発生しているのは「送風ファンやドレンパン」なのです。

以下の写真は、3年間クリーニングしていなかった我が家のエアコンの送風ファンです。恐ろしい量のホコリと黒カビが付着していますが、ココはお掃除機能の有無に関係なく全てのエアコンが同じように汚れます。

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例外として、以下の商品はフィルターだけではなく送風ファンの埃も自動で除去してくれるという機種ですが、それでも黒カビは当然のように発生します。要は完全にメンテナンスフリーのエアコンなど存在しないということです。

2.結局フィルターは掃除しなければならない

取扱説明書にも明記されていますが、お掃除機能付きエアコンでも半年〜1年に1回の頻度でフィルターを掃除しなければいけません。お掃除機能とは「フィルターを掃除してくれる機能」なのですが、結局自分でも掃除機や水洗いで手入れしないといけないのです。

それどころか、埃を溜めておくダストボックスの手入れもしなければなりませんので、逆に掃除する箇所が増えます。

3.エアコンクリーニング代が高額

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(参照:くらしのマーケット

「熱交換器・送風ファン・ドレンパン」など、フィルターやルーバー(羽)以外の部分は結局クリーニング業者に清掃を依頼することになるのですが、お掃除機能が付いているせいで通常のエアコンよりもクリーニング代が2倍近い値段になってしまいます。それどころか、業者によってはお掃除機能付きエアコンの清掃業務を受け付けていないところもあるのです。

エアコンクリーニングの料金相場や地域最安業者を簡単に見つける方法は以下の記事で紹介しています。すでにお掃除機能付きエアコンを設置してしまった人は、最安業者に依頼して少しでも出費を抑えましょう。

お掃除機能付きエアコンのクリーニング代が高額な理由は、「お掃除ユニットの分解や取り付けが大変だから」です。内部をきちんと清掃するためにはお掃除ユニットを取り外す必要がありますが、これが専門業者でさえ億劫になるほど面倒で時間が掛かる作業なのです。

エアコンを設置している限り、業者によるエアコンクリーニング代は避けることのできない出費ですので、個人的には、この「エアコンクリーニング代が高額になってしまうこと」がお掃除機能付きエアコンの最大のデメリットだと考えています。

仮に、10年間のうち2年に1回の頻度でエアコンクリーニングを業者に依頼する場合、お掃除機能付きエアコンだと約40,000円も支出が多くなる計算です。

4.本体の寿命が短い

お掃除機能付きエアコンは、通常のエアコンよりもたくさんのパーツで構成されているため比較的壊れやすいです。通常のエアコンの寿命は一般的に15年と言われていますが、お掃除機能付きエアコンは10年程度と思っておいた方が良いでしょう。

5.設置場所が限られる

お掃除機能付きエアコンは内部にお掃除ユニットなど、通常のエアコンに比べてたくさんの部品が入っているため、必然的に本体サイズが大きくなってしまいます。

サイズが大きくなってしまうことで、通常サイズなら問題なく設置できていた場所でも不具合が生じる可能性があります。また、なんとか設置できたとしても本体と天井や壁の隙間がないキツキツの状態で設置してしまうと、今度はクリーニングの際の分解ができなくなってしまいます。

分解ができないことには業者でもクリーニングのしようがないため、買い換えるまで汚れやカビを蓄積し続けることになります。

6.フィルター以外が汚れやすい

そもそもフィルターの役割は、奥にある熱交換器にホコリが溜まらないようガードすることです。しかし、お掃除ユニットがフィルター表面に付着した埃をワイパーのように掃き出す過程で、埃は熱交換器の方へと追いやられて行きます。

お掃除機能によりフィルターは綺麗に保たれるのですが、肝心の熱交換器には埃が溜まりやすくなってしまい、まさに本末転倒な状態です。

7.本体価格が高い

すでに設置してしまっている人には気の毒としか言えないほどデメリットだらけなのですが、それでいて本体は高額であるため救いようがありません。

家電量販店の販売員は、高い商品を売るのが仕事ですからお掃除機能付きエアコンを全力で勧めてくるでしょう。しかし、エアコンクリーニング業者に尋ねるとお掃除機能付きエアコンを勧める人は一人もいません。

お掃除機能付きエアコンのメリット

長い時間考えましたが、メリットが本当に見つかりません。

自分で掃除をするのが面倒な人は、通常のエアコンを購入して掃除はクリーニング業者に依頼するのがベストなので、掃除嫌いの人におすすめできるわけでもありません。

お掃除機能が付いているだけで、逆にお金や手間が掛かってしまうため面倒臭がりの人は、なおさらお掃除機能が付いていない通常のエアコンを購入するべきでしょう。

すでに買ってしまった人はせめて電気料金を節約しよう

すでにお掃除機能付きエアコンを設置してしまっている人は、せめてエアコンに掛かる電気料金だけでも節約しましょう。

以下の記事では、電気料金が安くなるエアコンの使い方を紹介しています。「エアコンはつけっぱなしの方がお得」というのは有名ですが、他にも簡単に実践できる節約術を紹介しているので、興味がある方は覗いてみて下さいください。

お掃除機能付きエアコンのデメリットまとめ

お掃除機能付きエアコンは買ってしまったが最後、メンテナンスコストの掛かる絶対におすすめできない商品です。販売店の口車には乗せられないようにしましょう。

すでに購入してしまった人は、せめてクリーニングは最安業者に依頼して少しでも出費を抑えましょう。