エアコンクリーニングって面倒くさいし、業者に頼むと1万円ぐらいするため放置しがちですよね。しかし、エアコンを手入れせずに放置することには大きなリスクが隠れているのです。まさに、“百害あって一利なし”です。
そこで今回は、エアコンクリーニングをせずに放置していたらどうなるのか、またエアコンクリーニングのおすすめ頻度について解説します。
エアコンクリーニング2種類と推奨頻度
エアコンのクリーニングには、大まかに分けて”自分でできる部分”と”業者でなければできない部分”の2つがあるので解説していきます。
クリーニングの頻度に関しては、基本的には取扱説明書を参照するのがベストですが、ここでは大まかな目安をご紹介します。実際にはペットの有無や喫煙の有無、エアコンの稼働時間などを考慮し自分でアレンジする必要があるでしょう。
自分でできるクリーニング
エアコンクリーニングにおいて、素人が自分でできる範囲というのは限られており、基本的には「フィルター・熱交換器表面・羽部分」の3点だけです。表面に付着したホコリを掃除機で取ったり、カビが発生していれば拭き上げるなどの簡単なメンテナンスです。
クリーニングの頻度は、理想は1ヶ月に1回程度、最低でも1シーズンに1回のメンテナンスを推奨します。
業社に依頼するクリーニング
ドレンパン・送風ファンは自分でクリーニングしようとしても手が届きません。以下のような道具も市販されているのですが、残念ながらこれを使っても中途半端にしかクリーニングできないので、やはり業者にお願いするしかありません。
分解・組み立てや高圧洗浄にはそれなりの知識が必要であり、初心者には難易度が高く、万が一の際は完全に自己責任であるためあまりおすすめはしません。
しかし、素人が手軽に掃除できない部分こそ汚れの温床となっているのです。
エアコンの吹き出し口から奥の送風ファンを除いてみたことがありますか?何年も業者によるクリーニングを行っていない場合、送風ファンには以下のようなホコリ混じりの黒カビが恐ろしいほどに付着しているはずです。(この画像はまだ綺麗な方です)
このような状態にしないためにも、業者によるクリーニングは2年に1回程度行うことを推奨します。
エアコンクリーニングを業者へ依頼する際は、くらしのマーケット で地域の最安値業者を探すことをおすすめします。エアコンクリーニングの費用は業者によってかなり違うため、きちんとネットで比較しなければ大きく損をすることになります。
エアコンクリーニングをしないとどうなるの?
たしかに面倒ではあるエアコンクリーニングですが、掃除せずに放置していると大変なことになります。これまであまり気にしてこなかった人も、これを機にエアコンの状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。
冷暖房効率が低下する
エアコンの汚れを放置すると冷暖房の効率が落ちるため、設定温度に達するまでに大きな電力を消費することになります。すなわち電気料金が増加するため節約の大敵です。
パナソニック社の実験によるとフィルターを小まめに掃除することで年間1万円以上もの電気料金を節約できるとのことです。長らくフィルターのクリーニングを怠っているとフィルターが目詰まりを起こしてしまい、例えば以下の画像のような状態は最悪です。
また、エアコンの汚れを放置することは本体の寿命を縮める原因にもなり得るため、まさに百害あって一利なしです。
エアコンの電気料金を抑えるコツは以下の記事で詳しく紹介しているため、興味がある方は併せてご覧ください。
健康被害のリスク
上の写真は我が家のエアコンの送風ファンを取り外したものです。ホコリ混じりの黒カビが大量に付着しているのが確認できます。この写真を見ても分かるとおり、ここから吐き出される空気を吸って体に良いわけがありません。
エアコン使用時期になると体調が優れないという心当たりのある人は、今すぐ汚れの程度を確認し必要があればエアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。また、家族に喘息持ちやアレルギー体質の方がいたり小さい子供がいる家庭では特に注意する必要があります。
エアコンクリーニングを業者に依頼する際は、くらしのマーケット を利用するとスムーズかつ低価格でサービスを受けることができます。
エアコンクリーニングの費用を抑える方法
上の画像は、エアコンクリーニングを業者に頼む場合の大まかな料金相場ですが、その費用は決して安くはありません。だからと言って放置するわけにはいきませんので、少しでもその費用を抑える方法を以下の記事で紹介しています。
結論としては、くらしのマーケット を利用して地域の最安業者に頼むことが、費用を抑える手っ取り早い方法になります。
エアコンクリーニングの効果と推奨頻度のまとめ
【自分でするクリーニング】
理想は1ヶ月に1回程度、最低でも1シーズンに1回
【業者によるクリーニング】
2年に1回程度
上記の頻度はあくまでも目安であるため、実際にはペットの有無や喫煙の有無、エアコンの稼働時間などを考慮し自分でアレンジしてください。
エアコンクリーニングをせずに放置していると、冷暖房効率の低下や健康被害のリスクに繋がります。心当たりがある人は一度業者によるクリーニングを行うことをおすすめします。