デュアルSIMを最強の組み合わせで設定するための答えは1つではありません。
したがって、「デュアルSIMで最強の組み合わせは〇〇です!」と言い切っている記事は不完全です。
実際は「最強の組み合わせは、人による」が正しく、この記事ではその人に合わせた『デュアルSIM最強の組み合わせ』を設定方法までわかりやすく説明していきます。
この記事ではこんな悩みを解決します。
・ahamo、povo、LINEMOは高いなぁ
・20GBも必要ないからもっと安くしたい
・月の携帯代を1,000円以内に抑えたい
・電話は無制限掛け放題がいい
・デュアルSIM自体なんのことかわからない
・デュアルSIMの設定方法がよくわからない
・そもそもITに自信がないから手を出せない
どんなにIT音痴の人でもこの記事の通りに進めていけば、絶対にデュアルSIMの設定ができるようになります。
それぐらい丁寧に噛み砕いて説明していくので、「それくらい知ってるよ」という部分は飛ばしながら読み進めてください。
デュアルSIMとはなにか
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンで2種類のSIMを使い分けることができる機能のことです。
スマホやガラケーを“2台持ち”することをイメージしてみてください。
2台持っていれば、仕事用とプライベート用でスマホを使い分けたり、電話とインターネット閲覧でそれぞれスマホを使い分けたりすることでしょう。
この様な使い方をスマホやガラケーを2台持つことなく、スマホ1台で可能になってしまう画期的な技術が「デュアルSIM」なのです。
デュアルSIM-最強の組み合わせと設定方法-
①一月に使用するデータ量は何GBか
②使用する機種は何なのか
以上の2点を考慮して、コスパ最強なキャリア及び料金プランの組み合わせを紹介するために、以下の5つにパターン分けしたのですが、まずはあなたがお使いのスマホがデュアルSIMに対応に対応しているのか、また対応しているのであれば「物理SIM+物理SIM」・「物理SIM+eSIM」のどちらのタイプなのかをコチラの記事で確認してください。
確認しなくても分かる人はそのまま読み進めてください。
1.必要なデータ容量が3GB以下
必要なデータ容量が3GB以下の人は、「povo2.0 × リンクスメイト」が最も安い組み合わせです。
povo2.0はトッピングをしなければ月額無料で使うことができるので、通話用に「povo2.0」のSIMを設定し、データ通信用には「リンクスメイト」のデータ通信専用SIMを設定します。
こうすることで、月々の支払いはリンクスメイトのプラン料金のみです。
【SIMの申し込み方】
・「物理SIM+物理SIM」タイプの機種の場合:povo2.0・リンクスメイト共に物理SIMを購入する。
・「物理SIM+eSIM」タイプの機種の場合:povo2.0、リンクスメイトのうち片方を物理SIM、もう片方をeSIMで購入する。
以下にリンクスメイトの料金プランを載せておきますが、3GBでもたったの550円です。ただし、4GB以上の場合は他のキャリアの方が安いので注意してください。
以下の記事は「楽天モバイル×リンクスメイト」ですが、デュアルSIM設定の参考になると思います。
2.【物理SIM+eSIM】必要なデータ容量が4GB〜20GB
【物理SIM+eSIM】の機種かつ必要なデータ容量が4GB〜20GBの人は、「povo2.0 × IIJmio」が最もおすすめの組み合わせです。
povo2.0はトッピングをしなければ月額無料で使うことができるので、通話用に「povo2.0」の物理SIMを設定し、データ通信用には「IIJmio」のデータ通信専用eSIMを設定します。
こうすることで、月々の支払いはIIJmioのプラン料金のみです。
データ通信用SIMにIIJmioのeSIMを選んだ理由は、全てのキャリアの中で一番コスパが良いからです。
以下にIIJmioの料金プランを載せておきますが、物理SIMに比べてかなり安く、これもeSIMならではの強みです。
以下の記事は「楽天モバイル×IIJmio」ですが、デュアルSIM設定の参考になると思います。
3.【物理SIM+物理SIM】必要なデータ容量が4GB~20GB
「物理SIM+物理SIM」タイプのデュアルSIM対応機種を準備できる人、かつ必要なデータ容量が4GB~20GBの人は、「povo2.0 × ◯◯モバイル」の組み合わせがおすすめです。
povo2.0はトッピングをしなければ月額無料で使うことができるので、通話用に「povo2.0」の物理SIMを設定し、データ通信用には”必要なデータ容量に応じた”データ通信専用SIMを設定します。
データ通信専用SIMについては以下の記事で詳しく紹介しているので、そこから自分に合うキャリアを見つけて「povo2.0」と組み合わせましょう。
4.必要なデータ容量が30GB
必要なデータ容量が30GBの人は、無理してデュアルSIMを設定する必要はありません。
というのも30GBという大容量プランでおすすめのLIBMO というキャリアがあるのですが、以下のとおり音声通話SIMとデータ通信専用SIMの料金が同じなのです。
一般的には、音声通話SIMはデータ通信専用SIMより料金が高く、そのため「デュアルSIMを利用し別々のキャリアを組み合わせることで月額料金を抑える」という作戦が効果的でした。
しかし、LIBMO の場合は”なぜか20GBからは両プランの月額が同じ”なので、わざわざ別々のキャリアを組み合わせる必要がないのです。
これはユーザーにとってはメリットしかないので、月に30GBぐらい使うという人はシンプルにLIBMOだけを契約すればよいと考えます。
5.電話番号が2つ必要
デュアルSIMで2つの電話番号を使い分けたい人は、「povo2.0 × 日本通信SIM」の組み合わせが最もコスパが良くオススメです。
【SIMの申し込み方】
・「物理SIM+物理SIM」タイプの機種の場合:povo2.0・日本通信SIM共に物理SIMを購入する。
・「物理SIM+eSIM」タイプの機種の場合:povo2.0、日本通信SIMのうち片方を物理SIM、もう片方をeSIMで購入する。
povo2.0はトッピングをしなければ月額無料で使うことができて、日本通信SIMは1GBまでなら月額290円で利用することができます。
日本通信SIMの音声SIMは超高コスパなので、povo2.0と組み合わせれば月額290円で2つの電話番号を保有できるのです。また、かけ放題オプションについてもpovo2.0・日本通信SIM共に業界最安クラスです。
デュアルSIM最強の組み合わせのまとめ
携帯代とは、持っている限り半永久的に掛かってくる大きな固定費です。
デュアルSIMという機能を知っているか知らないかで一月の支出は大きく変わります。
それを年単位・10年単位で考えてみれば恐ろしい額です。デュアルSIM対応機種を持っていない人は、これを機に購入を考えてみるのをお勧めします。