毎月の電気代って本当馬鹿にならないですよね。特に、最近は電気代が高騰しており家計を圧迫する原因となっています。
家庭の電気代を節約するには、消費電力の大きい家電から優先的に対策を講じることが効果的。
そのためには、まずどの家電が消費電力が大きいのかを把握する必要があります。
そこで今回は、消費電力が大きい家電をランキング形式でご紹介。またそれぞれの家電の節約術も解説していきます。
消費電力が大きい家電ランキング
さっそく年間電力消費量が大きい家電を1位から発表していきます。
やはり電気を熱に変える家電や使用時間の長い家電は年間の電気代が高い傾向にあります。
1位.冷蔵庫
基本的に24時間365日稼働している冷蔵庫が、一般家庭において最も電力を消費しているようです。
ちなみに、冷蔵庫は1〜2人暮らし用の小容量の機種より4〜5人家族用などの大容量の機種の方が電気代が安い傾向にあります。
理由は、大容量の機種には各メーカーの省エネ機能が搭載されていますが、小容量の機種には非搭載であることがほとんどだからです。
冷蔵庫の電気代を抑える方法としては以下のようなものがあります。
・扉の開閉時間や回数を減らす
・設定温度を調節する
・物を詰め込みすぎない
・設置場所を見直す
・省エネ性能の高い機種に買い換える
冷蔵庫の電気代や節約術については以下の記事で詳しく紹介しているので、興味がある人はご覧ください。
2位.照明器具
使用時間が長く設置数も多い照明器具は家庭で2番目に電力を消費している家電であり、これを無視することはできません。
ただし、照明器具は白熱電球や蛍光灯をLEDにするだけで簡単に年間1~2万円も電気代を節約することが可能です。
実際の節約額は家の広さで変動しますが、例えば以下の記事では3LDKのアパートを想定し、年間20,443円も節約できるというシミュレーション結果が出ています。
3位.テレビ
意外と電気代が高く付くのがテレビです。
テレビは「プラズマ、有機EL、液晶」の順に電気代が高く、プラズマと液晶では3倍近い差があります。
具体的には、1日6時間テレビを付けていた場合、プラズマテレビは3240円/月、液晶テレビは1440円/月と毎月1800円程の差になります。1年で21600円なので大きな額です。
最近は液晶テレビも安くなっているので、長くプラズマテレビを使い続けている人は液晶テレビへの買い替えもアリです。
テレビの電気代や節約術は以下の記事で詳しく紹介しています。
4位.エアコン
エアコンは電気代が高くなりがちな家電ですが、気候により使用しない時期もあることから4位となっています。しかし、一度エアコンの使用時期となれば電気代により家計を圧迫する事となります。
ですが、幸いエアコンには節約術が豊富ですので、無理のない範囲で実践していただければと思います。
以下の記事では、今すぐ実践できるエアコンの節約術を紹介しているので是非ご覧ください。
また、暖房器具代を節約したいのなら以下の記事が参考になるかと思います。
5位.電気温水器・エコキュート
オール電化住宅に多く採用されている「電気温水器」や「エコキュート」などの湯沸かし器は、電気の力で温水を作り出すため電気代が高いですが、ガス代はゼロです。
節約術としては、深夜電力が安いプランを契約することです。電力を多く使う“湯沸かし”を電力単価が安い深夜に行うことで大きく電気代を節約できます。
6位.電気便座
便座を常に温かい状態にしておく「電気便座」も電気代が高くなりがちです。
冬以外の季節は確実にOFFにしておくこと、もしくは我慢して冬もOFFにしておけばさらに電気代を節約できます。
座った時のひんやり感を抑える方法として、便座カバーを装着することも一つの手です。
7位.食器洗い乾燥機
乾燥時に電力を大きく消費するため電気代が高いのですが、手洗いよりも水道代は節約になります。
オール電化住宅の場合は夜間の電気代が安いプランを契約していることがほとんどなので、深夜電力の適用時間に稼働させることで電気代を節約できます。
オール電化住宅もそうでない住宅も、電力会社を乗り換えることでコンスタントに電気代を節約できます。まだ乗り換えていない人は、電力会社の比較サイトエネチェンジ で月々どのくらい節約できるのか確認してみましょう。
8位.電気ポット
常に熱湯状態を維持しておく「電気ポット」も電気代が高くなりがちです。
ボタンを押せばすぐに熱湯が出てくるのはとても便利なのですが、電気代を考えると「電気ケトル」の方が安く済みます。
ちなみにガスでお湯を沸かせば光熱費はもっと節約することが可能です。
古い家電の買い替えも効果的
近年の省エネ技術の発展は目覚ましく、古い家電と最新の家電とでは消費電力が全然違います。
特に、エアコン・テレビ・冷蔵庫は省エネ機能が大きく進化しているため、買い換えることにより効果的な電気代の節約に貢献してくれる可能性が高いでしょう。
具体的には、製造から10年以上経過している家電は買い替えを検討する時期です。
「壊れてから買い替える」という人は多いですが、壊れる前は電力を過剰に消費するため電気代が高くなったり、急な買い替えのため「割高な料金で購入してしまった」や「やっぱりあっちを買っておけばよかった」などの失敗に繋がりやすいというデメリットもあります。
新電力への乗り換えも忘れずに
電気代を節約したいのなら、大手電力会社から新電力会社への乗り換えは必須です。スマホに例えるなら、大手キャリアから格安SIMに乗り換えるのと同じくらい重要なことです。
一度乗り換えの手続きを行えば、そこからは毎月自動的に電気代を節約できます。
また、手続きと言っても電力会社の比較サイトエネチェンジ から申し込めば、ほとんどやることはないので安心してください。
詳しくは以下の記事で解説しているので、まだ乗り換えていない人はぜひ目を通してみてくださいね。
消費電力が大きい家電ランキングのまとめ
今回は年間消費電力が大きい家電ランキング、すなわち電気代が高い家電ランキングを紹介しました。
家庭の電気代を節約するには、ランキング内の家電にテコ入れするのが効果的です。また、新電力への乗り換えも忘れてはいけません。