この記事に訪れて頂いたあなたは「楽天経済圏に興味があるけど始め方がわからない」と悩んでいるところではないでしょうか。
本記事では、楽天経済圏の始め方を手順を追って分かりやすく解説し、おおすめできない楽天グループのサービスも紹介しています。
楽天経済圏とは
生活に関するあらゆるサービスを楽天グループに集約することで、効率よく楽天ポイントを貯めたり、貯めたポイントを運用して家計全体の支出を減らす行動のことを言います。
例えば、「スマホは楽天モバイル、買い物は楽天市場で支払いは全て楽天カードで」など、楽天グループのサービスを多く利用することで、楽天市場でのポイント獲得倍率が上がっていきます。これをSPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼びます。
ちなみに筆者も楽天経済圏にどっぷり浸かっていまして、累計獲得ポイントは25万円分を超えていました。
楽天経済圏の始め方
ここでは楽天経済圏を始めるための必須サービスと利用開始の順番について紹介していきます。
楽天経済圏を活用するコツは、いかにSPU倍率を上げられるかに掛かっています。しかし、当然SPUのために必要ないサービスを契約することは本末転倒なので気をつけてくださいね。
手順①楽天会員登録と楽天PonitClubへログイン
兎にも角にもまずは楽天会員登録を済ませましょう。あらゆる楽天グループのサービスを利用するためにはアカウントが必要になります。
その後、楽天ポイントに関するお得な情報や現在のステータス・保有ポイントを確認できるサービスである楽天PonitClubへログインしてください。
そして、スタートボーナスチャンスへのエントリーを済ませます。こうすることで、これから新しいサービスに加入するごとに1,000ポイントを獲得することができます。以下がその画面です。
手順②楽天銀行口座を開設する
後に作成する楽天クレジットカードの引き落とし先を楽天銀行に設定することで、SPUが+1倍になります。
銀行口座は無料で開設・維持できる上に、ネット銀行としての使い勝手も抜群なので絶対に持っておいた方が良いです。特におすすめできるのは「コンビニATMで24時間365日利用可能かつ最大7回まで手数料無料」という点です。
ATM手数料なんてものは人生で最も無駄な出費の一つです。月300円でも1年で3600円なので無駄な手数料を払うことは今すぐ止めましょう。
手順③楽天カードを発行する
楽天市場での買い物を楽天カードで支払うことでSPUが+2倍になるため、楽天経済圏を活用するには作成必須のカードです。
なお、楽天カードには楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードという上位のカードがありますが、ゴールド(2,200円/年)はSPU倍率がノーマルカードと同じため不要です。プレミアム(11,000円/年)はSPUが+4倍になるため一見魅力的ですが、楽天市場で年間36万円以上を使わなければ元を取ることができないので、ほとんどの人は年会費無料の楽天カードで十分でしょう。
手順④楽天市場アプリをインストール
手順③まで完了すれば、楽天市場でのポイント倍率が+4倍の状態になっています。後は自由にお買い物を楽しむだけなのですが、ちょっと待ってください。
楽天市場にはスマホアプリがあって、アプリから商品を購入することでさらに+0.5倍のポイントを獲得できます。もちろんPC画面でもアプリでも商品に変わりはないので、必ずアプリから購入するよう心がけましょう。
おすすめの楽天経済圏サービス
楽天経済圏で生活するなら、これはおすすめできるというサービスを紹介します。
特に無料で使えてSPUの対象外となっているサービスは、積極的に契約しておくべきでしょう。
楽天モバイル
楽天モバイルの契約中は、SPUが+1倍になります。
ご存知の方も多いでしょうが、最低月額は0円なので楽天経済圏を活用している人にとって楽天モバイルの契約はかなりおすすめです。ただ持っているだけで+1倍となるのです。
ただし、楽天モバイルは電波が弱くメイン回線として使うには頼りないのでサブとして持っておくことをおすすめします。楽天モバイルの電波が悪い理由やサブ回線としてのメリット、また1台のスマホに2つ以上のSIMを設定するデュアルSIMの方法については以下の記事でしています。
楽天ひかり
ご自宅に光回線を導入している方は「楽天ひかり」への乗り換えが必須レベルです。
というのも、楽天モバイルを契約中の人が楽天ひかりに申し込むと、「楽天ひかり」の基本料金が1年間無料になるというお得すぎるキャンペーンが実施中だからです。マンションプランで50,160円、戸建てプランで63,360円もお得になるキャンペーンです。
さらに「楽天ひかり」はSPUの対象なので+1倍となります。楽天経済圏を活用する人にとって「楽天モバイル」と「楽天ひかり」の組み合わせは相性抜群なのです。
「楽天ひかり」について詳しいことは、以下の記事が参考になるかと思います。
楽天証券
楽天証券では、楽天カード決済で投資信託の積み立てを行うことができます。しかも、月5万円までという上限付きで、積み立て額の1%がポイント還元されるのです。
毎月5万円の積み立てを行うなら、1ヶ月で500ポイント、1年で6000ポイントも獲得できます。さらに獲得したポイントも投資に充てることができるのです。
仮に毎月500ポイントを年利5%で20年間運用した場合、運用益は85,517円、運用総額は205,517円と決して馬鹿にできない金額ですよね。
もちろん「つみたてNISA」にも対応しているため、つみたてNISAで33,333円、16,667円の合計5万円をカード決済で積み立てることもできます。
なにより楽天証券自体かなり使いやすく、初心者にも易しい設計になっているため、今から資産運用を始める人におすすめです。
おすすめしない楽天経済圏サービス
楽天経済圏で生活するからといって、またSPUの対象だからと言って何でもかんでも楽天グループのサービスを利用すればいいというわけではありません。
本当に良いサービス、本当に必要なサービスだけにお金を支払いましょう。ここからは筆者がおすすめしない楽天グループのサービスを紹介します。
楽天でんき
楽天グループが提供する新電力サービス「楽天でんき」は、2021年5月までSPUの対象でしたが、現在は対象外となっています。
また「楽天でんき」は、はっきり言って料金が安くないので既に契約中の人は、別の新電力会社へ乗り換えることをおすすめします。新電力についてよくわからない人やおすすめの新電力会社を知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
公共料金・税金の楽天カード払い
2021年6月から、公共料金や税金を楽天カードで支払うことによって獲得できるポイントが、1%から0.2%に改悪されています。
こうなってしまっては、わざわざ楽天カードで支払うメリットはありませんので、全て1%でポイント還元してくれるオリコカードなどで支払うことをおすすめします。オリコカードは貯めたポイントを楽天ポイントやAmazonギフト券、iTunesカードなど様々な商品に交換できるためおすすめですよ。
“楽天経済圏の始め方”のまとめ
いろんな会社でバラバラにサービスを利用するよりは、出来るだけ同じ経済圏でまとめる方がポイント分で確実にお得になります。
最近はPayPay経済圏やau経済圏など、別のポイント経済圏も盛り上がっていますが、現状としてはまだ楽天一強と言えるでしょう。