専業主夫の超節約術

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楽天経済圏崩壊の危機!改悪ポイントのまとめ。

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筆者は数年間楽天経済圏に身を置いて通算25万円ポイントを獲得している、そこそこのヘビーユーザーと自負していますが、既に楽天から乗り換えを済ませてしまったサービスがあります。

というのも、ここ最近楽天ポイント倍率いわゆるSPUの改悪が連発しており、ネット上では「楽天経済圏崩壊の危機」とさえ言われているのです。

そこで今回は、最近改悪された5つのポイントと対策を紹介していきますが、結論としてはまだまだ楽天経済圏はおすすめです。

楽天経済圏とは

生活に関するあらゆるサービスを楽天グループに集約することで、効率よく楽天ポイントを貯めたり、貯めたポイントを運用して全体的な支出を減らす行動のことを言います。

例えば、「スマホは楽天モバイル、買い物は楽天市場で支払いは全て楽天カードで」など、楽天グループのサービスを多く利用することで、楽天市場でのポイント獲得倍率が上がっていきます。これをSPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼びます。

実際筆者も楽天経済圏にどっぷり浸かっていまして、累計獲得ポイントは25万円分を超えていました。

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25万ポイントは上位2%なのだそうです。自分の累計獲得ポイントを知りたい人はコチラのページから確認することができます。

楽天経済圏崩壊の兆し?改悪された5つのポイント

ところが、ここ最近楽天ポイントの改悪が連発しており、ユーザー間では「楽天経済圏崩壊目前」と囁かれています。原因は楽天モバイルによる携帯事業の参入と言われており、携帯事業の赤字をポイント改悪で補っているとされています。

それでは、ここ最近でどのような改悪がなされているのかを一つずつ確認していきましょう。

①楽天モバイルの「0円プラン廃止」

2022年5月13日、楽天モバイルが新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表しました。

これまでの「Rakuten UN-LIMIT VI」では、ひと月のデータ使用量が1GB未満のユーザーは月額料金0円という神プランでしたが、新プラン適用後は最低料金980円(税込1078円)という大幅改悪となっています。

②楽天ゴールドカードのSPU倍率低下

2021年4月から、楽天ゴールドカード保有時のSPU倍率が+4%から+2%へ大幅な改悪となっています。この結果、SPU倍率は普通の楽天カードと同じになってしまったため、年会費2000円を支払ってゴールドカードを保有する意義が失われました。

実際、筆者も改悪後すぐにゴールドカードを解約し、通常の楽天カードへとダウングレードさせました。

ちなみに、年会費11,000円で保有できる楽天プレミアムカードはSPU倍率が+4%のままですが、楽天市場で年間36万円以上を使わなければ元を取ることができません。ほとんどの人は年会費無料の楽天カードで十分でしょう。

③楽天でんきの加入・利用+0.5倍の終了

2016年4月から始まった楽天グループの電力事業「楽天でんき」は、当初契約しているとSPU倍率が+0.5%となっていました。

しかし、2021年6月をもって「楽天でんき」契約によるSPU自体が消滅しました。

そもそも「楽天でんき」は新電力の中でも安い方ではなかったので、まだ「楽天でんき」を契約している人は別の新電力会社へ乗り換えることをおすすめします。

新電力についてよくわからない人やおすすめの新電力会社を知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

④公共料金・税金のポイント還元率低下

公共料金(電気、ガス、水道など)や税金(自動車税、住民税、国民年金保険料など)をクレジットカードで支払うことは、現金で支払うよりもポイント分お得であるため、それを楽天カードで実践していた人も少なくないでしょう。

しかし、2021年6月から、公共料金や税金を楽天カードで支払うことによって獲得できるポイントが、なんと1%から0.2%になりました。

この改悪はさすがに酷すぎて笑いましたね。

筆者は、0.2%になってまで楽天カードで支払う価値を見出せず、全て1%でポイント還元してくれるオリコカードに乗り換えました。

オリコカードは貯めたポイントを楽天ポイントやAmazonギフト券、iTunesカードなど様々な商品に交換できるためおすすめですよ。

⑤楽天市場でのポイント対象が税込から税抜きに

楽天市場などの買い物では、これまで税込み金額に対し楽天ポイントが付与されていましたが、2022年4月1日からは税抜き金額が対象になるという地味に痛い改悪がなされます。

楽天ブックス、楽天kobo、楽天24、楽天ビック、Rakuten Fashion、楽天スーパーDEALでも同様の変更が行われ、これにより獲得ポイントの1割が削られる計算です。

ちなみに、楽天市場以外で楽天カードを使用した場合のルールに変更はないので安心して下さい。

⑥クレカ決済によるポイント還元率ダウン

従来は、楽天カード払いで投資信託の積立を行うと、「100円につき1ポイント(1%)」の還元がありました。

しかし、2022年9月からは「代行手数料の年率が0.4%未満(税込)の銘柄は500円につき1ポイント(0.2%)」に変更されます。

つまり、楽天証券の儲けが少ない銘柄に投資する場合、ポイント付与率を下げるということです。ちなみに、当ブログでもおすすめしている以下の銘柄は全て還元率ダウンの対象です。

・ S&P500連動型インデックスファンド

・ 全米株式インデックスファンド

・全世界株式インデックスファンド

⑦普通預金の金利ダウン

従来は、楽天銀行と楽天証券を連携(マネーブリッジ)している場合、預金残高に対し一律0.10%の金利が付いていました。

大手銀行金利0.001%の100倍であるため、かなり嬉しいポイントだったのですが、2022年4月1日から以下のように改悪されてしまいました。

・預金残高300万円以下の部分には従来通り0.10%

・預金残高300万円以上を超えた部分には年0.04%

⑧ハッピープログラムポイント進呈条件の変更

従来、楽天証券と楽天銀行を連携(マネーブリッジ)している状態であれば、投資信託の保有残高10万円に対して”毎月”3ポイントが付与されていました。これをハッピープログラムと呼びます。

これが2022年4月1日から、「一定の金額に到達した際に1回だけ付与」に変更されます。これまで毎月貰えていたはずのポイントが初回だけになる大幅改悪です。

付与タイミングは以下のとおりです。

・10万円に到達した時1回限り10ポイント
・30万円に到達した時1回限り30ポイント
・50万円に到達した時1回限り50ポイント
・100万円に到達した時1回限り100ポイント
・200万円に到達した時1回限り100ポイント
・300万円に到達した時1回限り100ポイント
・400万円に到達した時1回限り100ポイント
・500万円に到達した時1回限り100ポイント
・1,000万円に到達した時1回限り500ポイント
・1,500万円に到達した時1回限り500ポイント
・2,000万円に到達した時1回限り500ポイント

改悪続きの楽天経済圏だが・・・

ここ最近で驚くほどに改悪が続いている楽天経済圏ですが、他の経済圏に乗り換えるほどのインパクトはありません。引き続き楽天経済圏を利用しつつ許容できない部分だけを他社のサービスに乗り換えていけば問題ないのかなと思います。

個人的には、「楽天ゴールドカードを楽天カードへダウングレードし、楽天でんきから別の新電力会社へ乗り換え、公共料金の支払いは楽天カードからオリコカードへ変更」しました。

今後は楽天以外の経済圏が盛り上がってくる可能性も高いですが、そうなったらそちらへ乗り換えるだけです。我々消費者は常に良いサービスを使い続けるだけの話です。

楽天経済圏崩壊の改悪ポイントのまとめ

①楽天モバイルの「0円プラン廃止」
②楽天ゴールドカードのSPU倍率低下
③楽天でんきの加入・利用+0.5倍の終了
④公共料金・税金のポイント還元率低下
⑤楽天市場でのポイント対象が税込から税抜きに
⑥クレカ決済によるポイント還元率ダウン
⑦普通預金の金利ダウン
⑧ハッピープログラムポイント進呈条件の変更

ここ最近で残念な改悪が連続しています。まだまだ”崩壊”とまではいきませんが、いつでも乗り換えられるよう構えておく必要がありそうです。