「PayPay経済圏に興味があるけど始め方がわからない」
「楽天経済圏からPayPay経済圏への乗り換えを検討している」
本記事では上記のような悩みに答えるために、PayPay経済圏の始め方を手順を追って分かりやすく解説し、おおすめできないソフトバンクグループのサービスも紹介しています。
- PayPay経済圏(ヤフー経済圏)とは
- PayPay経済圏(ヤフー経済圏)の始め方
- おすすめのPayPay経済圏(ヤフー経済圏)サービス
- おすすめしないPayPay経済圏(ヤフー経済圏)サービス
- “PayPay経済圏(ヤフー経済圏)の始め方”のまとめ
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)とは
生活に関するあらゆるサービスをソフトバンクグループ(PayPay・ヤフーなど)に集約することで、効率よくPayPayボーナスを貯めたり、貯めたPayPayボーナスを運用して家計全体の支出を減らす行動のことを言います。
例えば、「スマホはワイモバイル、買い物はヤフーショッピングで支払いは全てPayPayカード」など、ソフトバンクグループのサービスを多く利用することで、PayPayボーナスの獲得倍率が上がっていきます。これを「PayPayステップ」と呼びます。
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)は楽天経済圏の移住先最有力候補として注目されていますが、両者の比較記事はまた別の機会に執筆します。
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)の始め方
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)を活用するコツは、いかにPayPayボーナスの獲得倍率を上げられるかに掛かっていますが、そのために必要ないサービスを契約することは本末転倒なので気をつけてください。
なので、ここではPayPay経済圏を始めるための最低限の手順について解説していきます。
手順①PayPayとYahoo! JAPAN IDを連携させる
PayPay経済圏ではPayPayボーナスを稼ぐことが目的なので、まずはPayPayをインストールして下さい。
その後、まだ持っていない人はYahoo! JAPAN IDを作成して下さい。作成は無料でできます。そしてPayPayとYahoo! JAPAN IDを連携させます。こうすることでPayPayモールでのボーナス獲得倍率が+2%になります。
PayPayとYahoo! JAPAN IDの連携は次の流れで行います。
『PayPayアプリ起動→アカウント→外部サービス連携→Yahoo! JAPAN ID』
②PayPayカードを発行する
PayPay経済圏で生活するなら、ソフトバンクグループの通販サイト(PayPayモール・ヤフーショッピング・LOHACO)を積極的に利用することになります。
これら通販サイトでの支払いにPayPayカードを使用することでPayPayボーナス獲得倍率が+1%アップします。その他の店舗での支払いにも1%のPayPayボーナスが付きますし、年会費は無料なので必ず発行しておきましょう。
③買い物を楽しむ
ここまでの手順を踏めば、PayPayボーナスの獲得倍率はかなり上がっているので、いよいよ買い物を楽しむ段階です。
通販での買い物にはソフトバンクグループの通販サイト(PayPayモール・ヤフーショッピング・LOHACO)をなるべく利用し、PayPayカードで支払いましょう。
その他の店舗や光熱費、税金の支払いにもPayPayカードもしくはPayPayアプリを利用することで、効率よくポイントが貯まっていきますよ。
おすすめのPayPay経済圏(ヤフー経済圏)サービス
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)を始めるための最低限の手順は前述したとおりですが、ここではPayPayと相性の良いソフトバンクグループのサービスと特典をわかりやすく紹介していきます。
スマホをワイモバイルに
スマートフォンをソフトバンクかワイモバイルで契約することによって、PayPayモール・ヤフーショッピングでの買い物時に以下のような特典を受けることができます。
・ソフトバンク契約時:毎週日曜日のポイント還元率+10%、Yahoo!プレミアム会員(月額508円相当)の特典であるポイント還元率+2%を無料で受けられる
・ワイモバイル契約時:enjoyパック(月額500円)加入でポイント還元率+5%、Yahoo!プレミアム会員(月額508円相当)の特典であるポイント還元率+2%を無料で受けられる
しかし、筆者はソフトバンクの契約を絶対におすすめしません。料金が2倍近く変わってくるので、もし契約するならワイモバイル一択です。
ワイモバイルのenjoyパックには、500円クーポンが毎月送られてくる特典が付いているため、月額分はすぐに回収できるようになっています。通販で買い物する機会が月1回以上ある人は加入してもいいでしょう。
また、すでに三大キャリア(docomo,au,SoftBank)ではなく格安SIMを利用することでスマホ代を抑えている人は、PayPay経済圏を活用するからと言って無理にワイモバイルを契約する必要はありません。
なぜならワイモバイル並びにUQmobileは格安SIMの中ではかなり割高だからです。詳しくは以下の記事で解説しています。
本当に安い格安SIMは以下の記事を読めば一目瞭然です。ソフトバンクかワイモバイルでなければPayPayボーナス獲得倍率は上がりませんが、ポイントよりも固定費削減の方が優先度が高いです。
PayPay銀行
PayPayは一度チャージした残高を銀行に戻すことができる機能が付いていますが、それには通常100円の手数料が発生します。しかし、残高の戻し先がPayPay銀行であれば手数料は無料になるのです。
PayPay銀行を開設することによりPayPayボーナスの獲得倍率が増えることはありませんが、PayPayアプリと相性の良いサービスです。
PayPayフリマ
PayPayフリマはメルカリやラクマと比べて販売手数料が最も安い5%に設定されているため、なるべく手数料を抑えたい人には打ってつけです。
また、売上金の振込手数料も1回あたり100円に設定されています。さらに、振込先が前述したPayPay銀行なら手数料が無料になるため相性が良いです。
一方で、メルカリやラクマと比べるとユーザー数が少ないため比較的売れにくい傾向にあります。
ソフトバンク光orソフトバンクAir
スマホをソフトバンクかワイモバイルで契約している人で、かつ自宅に光回線もしくはホームルーターでWi-Fi環境を整えている人は、ソフトバンク光やソフトバンクAirに乗り換えることでおうち割と呼ばれるセット割を受けることができます。
しかし、ワイモバイルの家族割との併用はできないため家族の契約状況次第では乗り換えない方がいい場合もあります。
もしも乗り換える場合は、絶対にエヌズカンパニー という正規代理店からソフトバンク光に乗り換えるべきです。理由は「解約違約金・撤去工事費用・乗り換え新規工事費用」を全て負担してくれて、さらに37,000円のキャッシュバックを受けることができるからです。
詳しくは以下の記事で紹介していますが、代理店を通さずに乗り換え手続きを行うと数万円単位で損をすることになってしまうので注意してください。
大手3社のホームルーターを比較した以下の記事でも紹介しているのですが、ソフトバンクAirはあまりおすすめできないので、ホームルーターを検討中の方はスマホとのセット割にこだわらないことをおすすめします。
おすすめしないPayPay経済圏(ヤフー経済圏)サービス
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)で生活するからといって、何でもかんでもソフトバンクグループのサービスを利用すればいいというわけではありません。
本当に良いサービス、本当に必要なサービスだけにお金を支払いましょう。ここからは筆者がおすすめしないソフトバンクグループのサービスを紹介します。
ソフトバンクのスマホ
三大キャリア(docomo,au,SoftBank)でスマホを契約することは、家計の節約から最もかけ離れた行為です。※ahamo,povo,LINEMOを除く。
理由は単純に料金が高すぎるからです。三大キャリアから格安SIMに乗り換えれば、月々のスマホ代が半額〜1/3になることも全然珍しいことではありません。
経済圏でポイントを貯めるのも良いですが、まずは家計を圧迫する大きな固定費を見直すことの方が優先度が高いです。スマホ代の節約には以下の記事が参考になるかと思います。
PayPay証券
1000円〜という少額から株取引を始められるPayPay証券ですが、以下2つの理由から投資初心者の人には全くおすすめできません。
・NISAやiDeCoに対応していないこと
・操作性が悪い
あなたの大事な資産を増やすための優先順位第1位は、NISAやiDeCoによる積み立て投資です。すでにNISAやiDeCoを行っている人が遊びでPayPay証券を使うのはいいかもしれませんが、最初に開設する証券口座ではないでしょう。
投資初心者の人は楽天証券やSBI証券で口座開設しておくのが無難です。また、PayPay証券を利用してもPayPayボーナスには無関係なのもおすすめできない理由の一つです。
ソフトバンクでんき
ソフトバンクグループが提供する新電力サービス「ソフトバンクでんき」は、はっきり言って料金が安くないので既に契約中の人は、別の新電力会社へ乗り換えることをおすすめします。新電力についてよくわからない人やおすすめの新電力会社を知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
“PayPay経済圏(ヤフー経済圏)の始め方”のまとめ
PayPay経済圏(ヤフー経済圏)は、「経済圏」と呼ぶにはまだまだPayPayとの連携が進んでいないように感じるのが正直なところです。
しかし、楽天経済圏の独走を阻む最有力候補であることは間違い無いので、今後も注目していきたいと思います。