専業主夫の超節約術

格安SIM、光回線を中心に資産形成のための超お得な節約術を紹介します。

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なぜ格安スマホは『やめとけ』と言われる?デメリット7つを紹介

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大手キャリアから格安スマホへの乗り換えを検討している人が気にするのは、格安スマホを使うことによるデメリットではないでしょうか。また、「格安スマホはやめとけ」ということを耳にしたことがある人は、何か重大なデメリットが潜んでいるのではと身構えていることでしょう。

そこで、今回は格安スマホのデメリット7つとその解決策をご紹介します。

格安スマホとは?

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3大キャリア(docomo,au,SoftBank)の回線を借り、メンテナンスコストを抑えることにより低価格でサービスを提供しているのが格安スマホです。

「格安スマホ」の他にも、「格安SIM」や「MVNO」と呼ばれたりしますが、一般的には全て同じ意味で使われています。携帯代を抑えるためには格安スマホの活用が不可欠なため、当ブログでは全力で格安スマホをおすすめしています。

格安スマホのメリット

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格安スマホのメリットは、何と言っても月額料金が安いことです。上の画像を見ても分かる通り、大手キャリアと比べて圧倒的な安さです。

携帯代の節約に格安スマホの使用は必須なのです。

今から格安スマホのデメリットを紹介していきますが、どれもこの圧倒的な安さを考慮すれば、デメリットとも感じないレベルのものばかりです。

『やめとけ』と言われる格安スマホのデメリット

格安スマホが『やめとけ』と言われる理由は、当然ながら格安スマホのデメリットによるものです。しかし、これから紹介していく格安スマホのデメリットは、どれも取るに足らない解決可能なものですので心配する必要はありません。

それでは、大手キャリアから格安スマホに乗り換えることで生じるデメリットを7つ紹介していきます。

1.通信速度が3大キャリアと比較して不安定

格安スマホキャリアのほとんどは、3大キャリアの回線を一部借りることでサービスを提供しているため、大手キャリアに比べて通信速度が不安定になることがあります。

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これは、道路に例えるとわかりやすいです。格安スマホも大手キャリアも走る場所は同じなので最高速度は変わらないのですが、格安スマホは車線が少ないため利用者が多い時には渋滞を招きやすいのです。

特に、多くの人がスマホを使う時間帯(12:00~13:00や18:00~19:00)は、回線が混雑しやすいため通信速度が遅くなります。と言っても、4K画質で動画を見たりしなければ、問題なく使用できる速度です。

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例えるなら、3大キャリアの通信速度は新幹線で、格安スマホが乗用車と言ったところでしょうか。しかし、一般的なユーザーが当たり前にスマホを使う場合、新幹線並の通信速度は必要ないのです。

なぜなら、例えばwebサイトが新幹線並みの速度で表示されようが、乗用車並みの速度で表示されようが体感ではあまり変わらないからです。ほとんどのユーザーは3大キャリアの超高速通信を持て余しているのが現実なのです。

2.店舗が少ないもしくはない

3大キャリアと違って、格安スマホキャリアの多くは実店舗の数が極端に少ない、もしくは実店舗は一つもなく、契約は完全にネット上で行わなければならないキャリアも珍しくありません。

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しかし、店舗がないことは料金が安いことの裏返しです。店舗が多いということは、それだけ人件費や家賃などの経費が割かれてるということです。そして、それらの経費はユーザーから携帯代として回収されているのです。

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そのため、今まで携帯ショップで完全にスタッフ任せにしていた人は、ネットでの手続きに最初は戸惑うかもしれません。しかし、今は三大キャリアですらネット専用の格安プラン(ahamo,povo,LINEMO)を提供している時代です。

もはや3大キャリアの従来プランは、情報弱者やデジタル音痴をターゲットにした商品と言っても過言ではないのです。

3.キャリアメールが使えない

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大手キャリアが提供する「@docomo.ne.jp」、「@ezweb.ne.jp」、「@softbank.ne.jp」などのキャリアメールは、キャリアの解約と同時に使えなくなります。また、格安スマホキャリアはキャリアメールを取り扱っていないのがほとんどです。

しかし、最近では解約後も申し込みを行えばキャリアメールアドレスを持ち運ぶことができるようになりました。詳しくは以下の記事で解説しています。

4.初期設定を自分でする必要がある

格安スマホを端末で使用するためには、「APN設定」という初期設定をしなければなりません。「APN設定」という単語だけ聞くと難しそうに聞こえますが、実際は全然難しくありません。2~3分で完了します。

SIMカードにはAPN設定のための説明書も付いてきますし、ネットで調べれば解説記事がたくさん出てきます。それでもつまずいた時には、当ブログへのコメントでもいいですし、ツイッターアカウントにメッセージを頂ければ手助けしたいと思います。

なお、例えば以下の記事では、格安スマホの申し込みから初期設定までを大量の画像付きで説明していますので、参考にしてください。

5.支払いがクレジットカードに限定されていることが多い

3大キャリアを使っている人の中には、口座振替を利用している人も少なくないですが、ほとんどの格安スマホではクレジットカードが必要になる場合が多いです。

今の時代、クレジットカードを持っていないという人は少ないでしょうが、もし持っていない人はこれを機に作成することをおすすめします。携帯代に限らず、支払いはクレジットカードにまとめることで、現金よりもポイントが付く分節約になります。

筆者のおすすめは、2022年4月30日までポイント還元率2%のLINE Payクレジットカードです。

6.キャリアのサービスが使えない

まず、キャリア決済は使うことができなくなります。キャリア決済とは、毎月の携帯料金支払い時にまとめて精算することが可能な後払い決済のことです。

これは、クレジットカードやiTunesカード・Google Playギフトカードなどで代用することができるため、キャリア決済が使えなくても特に問題はないかと思います。

また、解約することでせっかく貯めた「dポイント」や「au WALLETポイント」が失効されると思っている人がいますが、実際はキャリアを解約してからもポイントはそのまま保有しておくことが可能です。

7.SIMロックの解除が必要な場合がある

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大手キャリアで購入した端末には、「SIMロック」といって他社のSIMカードが使えないロックが掛かっていることがあります。例えばドコモで購入した端末は、ドコモ回線用のSIMカードしか使えないというものです。

しかし、これは手続きを行えば「SIMロックの解除」が可能です。SIMロックを解除することで、現在お使いの端末をそのまま、どの格安スマホキャリアでも使用可能になるのです。

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また、必ずしもSIMロックを解除しなくても、同じドコモ回線を使用したSIMカードであればそのまま使うことができます。(例:mineo,OCNモバイル,IIJmio他多数)

SIMロックについての基本知識やSIMロック解除の手順については、以下の記事で詳しく解説しています。

格安スマホは災害時に弱いって本当?

格安スマホのデメリットとして、「災害時に弱い」という噂を耳にしますが、そんなことはありません。災害時の格安スマホの心配事を一つずつ解説していきます。

格安スマホは災害時に使えない?

災害時でも、格安スマホも大手キャリアと変わらず、音声通話もデータ通信も使用することができます。

災害時には、多くの人がインターネットにアクセスし回線が混雑することで、通信速度が遅くなる現象や緊急通話を優先させるため、電話回線に制限が掛かることがあります。

ただし、これらは大手キャリアでも格安スマホでも同じです。格安スマホだからと言って災害時に使えなくなるようなことはないのです。

格安スマホは災害用伝言ダイヤル(171)が使えない?

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災害時において、格安スマホを使用していることによる唯一のデメリットは、災害用伝言ダイヤル(171)が使えないことでしょう。

「災害用伝言ダイヤル(171)」とは、災害時に電話がつながりにくい状態になった時、自分の声を伝言板に登録しておくことができるサービスです。格安スマホの場合は、この災害用伝言ダイヤル(171)が使えません。

しかし、「災害用伝言板(web171)」は使うことができます。「web171」は自分の”声”を登録することはできませんが、文字入力によるメッセージを登録することができます。

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「171」と「web171」はデータを共有しているため、どちらで登録してもどちらでも確認することができます。例えば、「web171」で登録したメッセージを「171」で確認する場合には、文字を音声に変換して再生されます。

災害時には、LINEやTwitterなどのSNS及び「web171」を活用することを考えれば、「災害用伝言ダイヤル(171)」が使えないことは、致命的なデメリットではないでしょう。

格安スマホ選びの最重要ポイント

では、ここまでで紹介した格安スマホのデメリットを把握した上で、どの格安スマホキャリアを選ぶべきでしょうか。

一番速度が速いキャリア?実店舗があるキャリア?口座振替ができるキャリア?

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答えは、「一番安いキャリア」です。格安スマホの最大のメリットである”安さ”を最大限に生かせるキャリアを選択するべきなのです。

なぜなら料金以外の性能は、はっきり言ってどの格安スマホも大差ないからです。

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一番のネックは、安いキャリアと言うのは契約する容量で変わってくることです。なので、各容量ごとの最安キャリアを以下の記事で紹介しています。格安スマホ選びにはかなり役立つと思います。

格安スマホのデメリットのまとめ

災害時も含めて、格安スマホのデメリットを紹介しましたが、格安スマホのメリットに比べたら些細なものです。なぜなら、全て代用が効くからです。

今まで大手キャリアの窓口に頼ってきた人は、最初は大変かもしれませんが、ネットでの手続きにチャレンジするだけで年間の支出を大幅に削減できます。それは、すなわち将来の資産にも関わってくることでしょう。

さあ、これを機に格安スマホにチャレンジしてみましょう。