専業主夫の超節約術

格安SIM、光回線を中心に資産形成のための超お得な節約術を紹介します。

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医療保険(入院保険)がいらない理由とやっぱり必要な人の特徴

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家計の支出において大きな割合を占める“保険料”ですが、今回はその中でも『医療保険』に注目していきます。

結論として『民間の医療保険』は、ほとんどの人にとって“いらない保険である”と言えるでしょう。今回はその根拠について分かりやすく解説していきます。

医療保険(入院保険)がいらない理由5選

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さっそく筆者が医療保険は不要だと考える理由を5つ紹介します。全て家計の無駄な出費を防ぐための、知っておいて損はない基礎的な知識です。

①公的医療保険が最強だから

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「みんな入ってるから」と深く考えずに医療保険に加入している人は、日本の公的医療保険の実力を知らないことがほとんどです。

実は、皆さんが加入している公的医療保険(健康保険や国民健康保険)の補償内容はかなり充実しているので、それに合わせて民間の医療保険に加入するのは、ヘルメットを被って車を運転するようなものです。

そんな最強の公的医療保険の補償内容を3つ挙げてみます。

1.支払いは原則3割だけ

2.自己負担限度額がある

3.傷病手当金が貰える(国保はなし)

仮に年収500万円の人が病気をして、ひと月で医療費が100万円掛かったとしましょう。この場合100万円の3割である約30万円を支払わなければならないと思いがちですが、実際には自己負担限度額があるので87,430円で済みます。これが2の高額療養費制度というものです。

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さらに健康保険の場合、病気や怪我で働けなくなっても最長1年6カ月間、月給の約6割を受け取ることができます。これが3の傷病手当金です。

しかし、これらの制度があることを保険屋さんは教えてくれませんよね。だって知られると医療保険に入ってもらえなくなりますから。

公的医療保険については、また別の記事で詳しく解説します。高額療養費制度による自己負担限度額の計算方法についても分かりやすく説明する予定です。

②休業補償給付や傷病手当金があるから

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会社員の場合は、病気や怪我で働けなくなった際の収入も手厚く補償されています。業務上の怪我や病気に対しては労災保険から休業補償給付が、業務外の怪我や病気に対しては健康保険から傷病手当金が支給されます。

「病気や怪我で収入が途絶えた時のために」と医療保険を勧める保険屋さんもいますが、会社員の場合はいきなり収入が途絶えることはありません。

『自営業者やフリーランスはどうすれば良いのか』については後述します。

③損をするから

大前提として、保険という商品は「加入者が損をして保険会社が得をする」ように出来ています。保険という“商品”がビジネスである以上、これは揺るぎない事実なのです。

駅前や繁華街などの一頭地に構えた店舗の家賃も、販売員の人件費やスーツ代も、有名芸能人を起用したCMの広告費も全て私たちが払った保険料が元になっているのです。

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「保険は損をする」と言うと『私は保険で儲かったよ』と言う人が必ず現れるのですが、その考えは間違っています。なぜ間違っているのかも含めて「保険がお金の無駄である理由」を以下の記事で解説しています。興味がある方はご覧ください。

④貯蓄でカバーできるリスクだから

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③で説明したとおり、保険は基本的に入ると損をしてしまうので、なるべく入らないようにするのがセオリーですが、イラスト(A)の『起きる確率は低いが、もし起きてしまったとき生活が困窮する程の損害が発生するリスク』には保険で備えるしかないのです。

(A)のための保険とは、例えば『生命保険・自動車保険・火災保険』などが挙げられますが、医療保険はどうでしょうか。

恐らくほとんどの人が(C)でしょう。よって、そもそも病気や怪我に保険で備える必要はなく、貯金で十分にカバーできるリスクだと言えます。

⑤貯金の方が自由度が高いから

当然ですが、医療保険は病気や怪我という特定のリスクにしか対応することができません。しかし、生きている限り突発的にお金が必要になる理由は多岐に渡ります。

医療保険に支払うお金をそのまま貯金や投資に回せば、病気や怪我に限らず様々なリスクに対応することができるため圧倒的におすすめです。

①で説明したとおり医療費には高額療養費制度があり、自己負担限度額は年収500万円の人で約8万円なので、医療リスクに備えて貯金するのはそう難しくない筈です。

自営業やフリーランスには医療保険が必要かも

ここまで医療保険が不要な理由について解説してきましたが、自営業者やフリーランスの人には医療保険が必要かもしれません。それは医療保険がいらない理由②でも少し触れましたが、健康保険と国民健康保険では補償の範囲に大きな差があるからです。

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自営業者やフリーランスの人が加入している国民健康保険には傷病手当金がなく、また労災保険にも加入していないので休業補償給付も受けることができません。なので、①で紹介した高額療養費制度で医療費をカバーできたとしても、働けない期間の収入が途絶えてしまうリスクがあります。

このようなリスクを回避するために、自営業者やフリーランスの人は、収入補償の役割として医療保険に入っている場合がありますが、収入補償が目的ならば収入補償に特化した保険に加入するべきだと筆者は考えます。

例えば、FREENANCE(フリーナンス)が提供するフリーランス向けの所得補償保険「あんしん補償プラス」はかなりコスパが良いのでおすすめです。

FREENANCEのHPはコチラ

保険料を見直して貯金優先に

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ここまで読んで、それでも医療保険を継続することを選択した人も高額療養制度や休業補償給付・傷病手当金という制度を知って、「補償を厚くしすぎてるかな?」と契約内容を気にしてみるべきです。

契約内容を見直すことは、手っ取り早く固定費を削減できるおすすめの節約術です。また、保険会社の乗り換えも保険料の節約に効果的です。

自分で判断することが難しければ保険チャンネルでお金のプロに相談することをおすすめします。スマホ1つあれば自宅で保険の無料相談をすることが可能で、オンライン面談なので対面での相談が苦手な人にもおすすめです。

面談するだけでギフトチケットが貰えるのも、ささやかですが嬉しいポイントです。

”医療保険(入院保険)がいらない理由と必要な人の特徴のまとめ

会社員や公務員の人は、以下の5つの理由により民間の医療保険へ加入する必要はありません。

①公的医療保険が最強だから
②休業補償給付や傷病手当金があるから
③損をするから
④貯蓄でカバーできるリスクだから
⑤貯金の方が自由度が高いから

保険料という固定費にお金を割くより、貯金や投資に回して豊かな生活を手に入れましょう。