インターネット回線を契約するとき、選択肢となるのは、主に「光回線・ホームルーター・ポケットWiFi」の3つです。
今回は、「上記3つの違いがよくわからない」「自分にはどれが最適か教えてほしい」という人の悩みを解決する記事です。
それぞれの特徴を踏まえた上でどんな人におすすめできるのかを解説していくのですが、一つ言えることは、ポケットWiFiはあまりおすすめできないということです。
- インターネット回線の選び方
- インターネット回線の比較表
- 月額料金
- 通信速度
- 通信の安定性
- 月間容量
- 工事の必要性
- 携帯性
- 光回線がおすすめな人
- ホームルーターがおすすめな人
- ポケットWiFiがおすすめな人
- 光回線・ホームルーター・ポケットWiFiって結局どれがいいの?のまとめ
インターネット回線の選び方
まずはじめに結論を述べさせて頂くと、インターネット回線を契約する際の優先順位は上の図のようになります。家で使用することをメインに考える場合、ポケットWiFという選択肢はありません。その理由は本記事を読み進めていけばわかります。
また、外での使用がメインの場合でも、30GBを超える大容量の通信を行わないならば、わざわざポケットWiFiを契約しなくてもテザリングで事足ります。テザリングについて詳しいことは以下の記事をご確認ください。
インターネット回線の比較表
全ての答えはこの比較表に書いてあると言っても過言ではありません。
この比較表の項目を一つずつ解説していきます。
月額料金
安いに越したことはない月額料金ですが、「光回線=高い」というイメージは改める必要があります。データ通信を無制限で行うことを想定した場合、実は光回線は最も安い手段なのです。
光回線
光回線と言えば月額料金が高いイメージですが、表を見てもわかるとおり、実はホームルーターやポケットWiFiよりも安いのです。
しかも、表に記載している料金は『戸建てプラン』なので、『マンションプラン』を契約する場合はさらに1,000円以上安くなります。
もちろん月額料金は光回線事業者によって変わるので、事業者選びは慎重に行う必要があります。と言っても、以下の記事で安くておすすめの光回線を紹介しているのでそちらから選べば間違いありません。
ホームルーター
最近流行りのホームルーター(コンセント型WiFi)は、なんと月額料金が光回線よりも高いです。そのため光回線の工事が可能なのであれば、パフォーマンスで劣るホームルーターをあえて選ぶ必要はないでしょう。
また、光回線と違って『戸建てプラン』や『マンションプラン』という選択肢もなく、月額料金は一律です。
ポケットWiFi
ポケットWiFiは月間のデータ使用量によって月額料金が違います。
月間容量が無制限の光回線・ホームルーター と比較するために、例として「どこよりもWiFi」 の200GBプランを挙げると、月額4,900円なので光回線やホームルーター とほぼ変わりません。
光回線やホームルーター よりも遥かに低スペックにも関わらず、光回線と同等の料金ならば自宅用回線としての価値はありません。
通信速度
光回線
ホームルーターやポケットWiFiと違って、光回線は自宅までインターネットを有線で引いています。電波を受信しているのではなく、光ファイバーを通ってやってくる光回線は、他の2他と比べて通信速度が格段に速いです。
また、近年では「最大10Gbqsプラン」という超高速プランなども登場しており、選択肢が豊富です。光回線事業者の選び方およびおすすめの光回線事業者は、以下の記事で紹介しているのでよかったら参考にしてください。
ホームルーター
近頃、大手携帯キャリア各社が力を入れているホームルーターは、5Gの場合だと最高通信速度で光回線に大きく劣らないどころか、むしろそれ以上です。
しかし、常にその速度を出し続けられるかと言うとそうではなく、あくまでも電波であるため光回線に勝ることはありません。また、まだまだ5Gエリアは限られた地域にしか対応していないことも気になるポイントです。
ポケットWiFi
はっきり言って凄く遅いです。
外出先で軽く使う程度ならまだしも、自宅でオンラインゲームをしたり動画を見たりする場合はストレスとの戦いになるでしょう。
借りてもらったポケットwifiがナメクジぐらい遅い
— SZO☆ (@HKSBRZuver) 2021年9月17日
え、ポケットWiFi契約したけどめちゃ遅い
— N🐰 (@hpfra_ts) 2021年9月15日
ピジョンのポケットWiFi、くっっっっっっっっそ遅い
— シンタマ@埼玉中央地域移住作戦中 (@shin_tamatama1) 2021年9月11日
10Mもでない。
テレワーク?は?って感じ
通信の安定性
光回線
繰り返しになりますが、インターネットが有線で届いている光回線は、安定性もダントツで良いです。また、『戸建てプラン』であれば、時間帯による回線の混雑も起きないため常に高速で通信できます。
『マンションプラン』の場合は時間帯によって遅くなることもありますが、住んでいるマンションやアパートがどのように配線を通しているかで大きく違います。
集合住宅における光回線の通信速度を大きく左右する「回線方式」について、詳しいことが知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ホームルーター
いくらホームルーターとは言え、結局は基地局からの電波を受信しているに過ぎないので、通信の安定性には不安が残ります。
また、自宅内の設置場所によっても電波強度が変わってくるため、最適な設置場所を見つけることが重要です。
ポケットWiFi
通信の仕組みはホームルーターと同じですが、パフォーマンスでは大きく劣ります。光回線と比べるのは言わずもがなです。
多くの人が使う時間帯、特に夜間帯は普通画質の動画が止まるぐらい遅くなるということも日常茶飯事ですので、安定性には乏しいです。
月間容量
光回線
基本的にはどの光回線も無制限で使い放題です。筆者はテレビでネットフリックスやAmazonプライムビデオを視聴するのがメインの使い方であり、オンラインゲームは一切やりません。
それでも月々300GB近く通信しているので、現代人がいかに大量のデータをやり取りしているかがわかります。
ホームルーター
ホームルーターは現在、ドコモ・au(WiMAX)・ソフトバンクの3社がサービスを提供していますが、au(WiMAX)のみ3日間で15GBを超えると速度が制限されます。
「無制限じゃない固定回線など契約する価値はない」というのが筆者の考え方なので、総合的に判断して現在のところはドコモの『home 5G』をおすすめします。
なお、現在以下リンクの代理店から申し込むことで現金15,000円がキャッシュバックとして受け取れます。ドコモ公式サイトからの申し込みでは受け取れないので注意して下さい。
ポケットWiFi
前提として、ポケットWiFiには無制限で使える商品はありません。「無制限」を謳っている商品もありますが、全て『○日間で○GBを超えると速度が制限されます』という1日あたりの上限が付いているので実際には使い放題ではありません。
そんなポケットWiFiの中でも、珍しく200GBも使えるのが「どこよりもWiFi」ですが
、前述したとおり月額料金は4,900円と光回線よりも高くなってしまいます。
工事の必要性
光回線
光回線を通すには工事が必要になってくるため、申し込みから最短でも1ヶ月は見ておいた方が良いです。その1ヶ月の繋ぎとしてはポケットWi-Fiが重宝するでしょう。
光回線の工事が可能であること、申し込みから開通まで時間が掛かることが光回線の唯一にして大きな問題点でしょう。
また、基本的には工事費を支払う必要がありますが、筆者が以下の記事で紹介している光回線事業者は、工事費が無料になるキャンペーンを行っているのでかなりお得です。
ホームルーター
ホームルーターはコンセントに挿すだけでインターネット回線が使えるのが最大のメリットです。しかし、現在たくさんの注文が入っているようで、タイミング次第ではルーターの到着に時間が掛かってしまうことがあるようです。
ホームルーターの設置を予定している人は、早めに申し込みを済ませておくことをおすすめします。以下リンクの代理店から申し込むことで現金15,000円がキャッシュバックとして受け取れます。ドコモ公式サイトからの申し込みでは受け取れないので注意して下さい。
ポケットWiFi
ポケットWiFiに工事の必要はなく、端末が届いたらすぐにインターネット回線を使うことができます。このメリットを活かして光回線やホームルーターが開通するまでの繋ぎとして使用することはかなりおすすめできます。
筆者のおすすめは、月200GBまで使えて翌日発送にも対応している「どこよりもWiFi」です。
携帯性
光回線
当然持ち運びには対応していません。
ホームルーター
コンセントさえあればどこでも使えそうに思いますが、登録した住所でないと通信できないよう制御されています。
よって、持ち運びには一切対応していません。
ポケットWiFi
ポケットWi-Fiの最大のメリットと言えば、どこにでも持ち出せることでしょう。
光回線やホームルーターにはない特徴ですが、外出先で大量のデータを消費するケース以外では使い道がありません。なぜなら少量のデータ通信であれば、わざわざポケットWi-Fiを契約せずともテザリングで事足りるからです。
光回線がおすすめな人
光回線工事を行うことが可能な家に住んでいる全ての人に光回線をおすすめします。やはり、有線でインターネットを引っ張ってくる光回線は通信速度・安定性が桁違いに良いです。
光回線事業者の選び方およびおすすめの光回線事業者は、以下の記事で紹介しているのでよかったら参考にしてください。
ホームルーターがおすすめな人
「賃貸住宅だから光回線の工事ができない」などの理由で光回線を導入できない人は、ホームルーターを選ぶべきでしょう。
ホームルーターは、現在3社のみがサービスを提供している状態ですが、一番のおすすめはドコモの「home 5G」です。以下リンクの代理店から申し込むことで現金15,000円がキャッシュバックとして受け取れます。ドコモ公式サイトからの申し込みでは受け取れないので注意して下さい。
ポケットWiFiがおすすめな人
ここまで読んでいただいた方はわかると思いますが、ポケットWiFiがおすすめできるケースはとても限られています。
1.外での使用がメインで30GB以上使う
2.光回線やホームルーター開通までの繋ぎ
具体的には、以上の2つのうちどちらかに当てはまる場合のみポケットWiFiをおすすめできます。
外に持ち運びできるのが最大のメリットであるポケットWiFiですが、果たして外出先で月々何GB必要でしょうか。30GB程度であればわざわざポケットWiFiを契約せずに、スマホの契約容量を増やしてテザリングすれば済むのです。
光回線・ホームルーター・ポケットWiFiって結局どれがいいの?のまとめ
インターネット回線の検討材料として、それぞれの特徴を解説してきましたが、下のイラストに従って選べば間違いないです。
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